四国高知の西部を蛇行して流れるこの川を知ったのは、何時の事だったろうか?初めてこの川と出合ったのは子供達が小学校の低学年の頃だろう。何年生だったのか定かでない。遠州浜松天竜川河口竜洋から九州大分佐伯に正月帰省の時、大阪和歌山県境の加太の港から四国阿波徳島に渡り、高知の室戸に1泊翌日県を縦断して宿毛に出た時だった。
あの時、年を重ねて1人で土方(仮設のモノレール)仕事に仲間3人と来るとは、予想だにしなかった。それでも最初に通った道の記憶と途中の山間の町窪川は、かすかな記憶の中に鮮明に残っていた。徳島から室戸まで車で2時間、室戸から高知市内まで2時間、市内から窪川迄が2時間位l掛かった記憶がある。
窪川は山間のの町で帰省の時は走り抜けただけで、殆ど記憶の外だった。2度目の仕事の時は子供達がそれどれ26と24の時。多くの歳月だけでなく大切な人を失って失意の想いがやっと消えかけていた。正確に言えば止まり掛けていた命の時計が再びの時を求めて、動き始めていた。
四万十の川はあの時初めて対面する。土方仕事は木槌(きづち)を鉄パイプに叩き込むだけで難しくは無かったが、力と集中力が求められた。仮設のモノレールの仕事は地質調査のボーリング機器を運ぶ物で、ボーリングの仕事が済むと撤収し別の現場に移動した。
あの時見た四万十の川はテレビで良く眼にする広い清流ではなかった。上流の狭い川は深く湧水の如く清らかでゆったりと流れていた。仕事の疲れを癒す休憩と食事の時、川面を見ながら幼き頃の田舎の川と対比していた。
あれから8年、高知の西部と愛媛の南部を結ぶ高速道路は貫通はしていない。それでも計画は着々と進行し尺取り虫の如く、工事は進んでいる。どれ位の速さで進むのか?これからの区間は山と川が行く手を阻み、難工事が予想されても道路特定財源が確保されれば、四国一周の高速道路完成の日も遠くは無いかもしれない。
問題は地方の道路がどんなに整備されても、過疎の勢いが止められない事だろう。地方の知事がどんなの声高に道路の整備を求めても、若者の仕事と生活の場が無ければ高速道路は出来ても地方の活性化はない。今、最新の道路地図帖を見てみると良い。鳥になったつもりで田舎の風景を見てみると良い。どんなに高速道路が出来ても地方は寂れる(さびれる)ばかりです。
四万十の川は窪川の先で台地に行く手を阻まれ、山合いを北西に流れ支流を集めて愛媛の県境からやっと南に下る。 その事も知る人は少ない。知らなくても関係ないからと言われれば、その通りだろう。我々の知識とはそんなもんです。
海ののりも最近は口にする事が無いが、川のりは貴重品です。それでもスーパーで買える。四万十の川のり。結構大きめの瓶で4~五百円。以前買った時はすぐに空になり今は500円玉の貯金箱になっている。満杯に出来れば五万は貯めれるが今年一杯掛かるかも。
平成19年の刻印しか入れて無いが稀に珍しい20年とか55年物もあり、見ていると飽き無い。今日の買い物はそうめんとキーウイ。川のりと暖かご飯。漬物は白菜のキムチです。最近腹が減ると肩がコリ、血の廻り(めぐり)も悪くて頭が重い。血糖値も高いのかもしれない。
体の調子はこれからの暑さに比例して間違いなく落ちる。暴飲暴食は言うまでもなく食欲の落ち込みは体調の危険信号です。良く食べ、良く寝て、良い仕事をやろう。シジミのインスタントの味噌汁を飲みながら、フランスパンの買い置きの無い事に残念に思う。
それではこれから買い物です。
買い物はいま評判の石窯焼きのフランスパンとサツマイモ入りのパン買いました。これが意外にいけました。久しぶりにパンを買ったのでブルーベリースプレッドと蜂蜜を買う。長い間、菓子パンは買っていたが固いパンは買っていなかった。これから体の事を考えるともう少しはを噛み締めるような食い物も必要だろう。
果物は巨砲(葡萄)を手にしたが白桃に変える。2個セットのそれではなく1個。それで充分だった。皮が手で向けて果肉も美味かった。種もしっかりしていた。レジで店員がそれを転がし「交換します」とも言われたが、その必要もなかった。人間立場が変わっても態度を変えてはならない。その代償は決して小さくない事を忘れてはならない。
そうめんもキーウィも四万十の川のりも買わなかった。理由は気持ちが変わっただけ。替わりに「得正」の冷凍カレーうどんを手にする。帰ってラベルを見るとメーカーは違う。味もお湯を入れ過ぎて薄味。期待外れ。まあ、こんなもんだろう。職人の味には勝てない。
ご飯に合う国産白菜?使用の塾うま辛キムチは期待通りでした。暑い夏、汗をかきながら美味い物を食う。夏バテ予防にはこれでしょう。これで足りないのは鰻重とひつまぶし。最近サウナとナタデココにハマっているが、これは程々(ほどほど)にしなければならない。
何事も過ぎたるは及ばざるが如し。腹八分を忘れてはならない。
明日から8月。暑さが厳しくても我慢は出来る。余計な事を言わなければ曲がりなりにも仕事の手順に誤りも少なくなってきた。間違いを恐れず誤りには謙虚でなければならない。自分に問題を感じれば正せばよい。一番良くない事は何も変えれない事だろう。
明日から5日迄仕事、1日休みで3日仕事です。これで5キロ弱減量できるでしょう。メタボな親父にとってありがたい事です。仕事でどんなにつらい事が在っても減量が出来る。これは何たる皮肉ではなく喜びです。ではこれから銭湯です。
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