スイスのホテルの食事は6泊全てモーニングとディナーのセット。どれ位したのだろう?味は文句有りませんでした。全てバイキング。でも日本のホテルの様に最初から勝手にどうぞではない。テーブルに案内されてスープともう一つ料理を聞かれる。それから席を立ち好きな料理を取れる。日本の様に慌ただしさが無い。ゆっくりと時間が流れる。
サンモリッツ、そうカメラが出て来た宿でメインの料理が口に合わなかった時、殆ど喰えなかった。それでも替わりの料理を出す訳でも無くウエイターの男性はウインクをするだけ。料理にもサービスにも誇りを持っている。全体的に食事の時間は長い。そしてマナーにうるさい。それでも堂々としていれば何も気にする事はない。サンキュウーだけは上手くなっていた。
今日の日経のプラス1に「夏に美味しいご当地ジュースの何でもランキングがある。佐賀田島柑橘園の「セニョリータ陽子」が1位にランキングされている。その中のコメントに欧州豪華ホテルの朝食の味と紹介されているが、確かに朝食でも手抜きが無い。
親父の日常は仕事の時はトースト2かじりと梅と昆布のおにぎりとお茶のペットボトル。休みの時はモーニングコーヒー。トースト2枚とゆで卵、ミニサラダ。昼はお弁当。流石にヨーロッパ人でも貴族か伯爵で無い限り豪華な食事は無いだろううと思いきや、そうでもない。ホントよう食う。人の事は言えないが腹が出るのも良く分かる。メタボの言葉は彼らの頭に無い。
これはグリンデルワルドのホテルのウエルカム飾り。日本の高級ホテルにもあるのだろうか
こうして眺めると凄いね。夕食のテーブルです。流石の親父もマナーの確認をしていた。
何処の料理が美味かったかと聞かれ、ロープウェイを見上げながら土瓶風のコンソメと言って笑われていた。「確かに」 日本のコンソメの味がした。これは?結構でした。
これは君のスープ。何も言わなかった。
これは親父が喰った。大麦のの上にホタテが乗っていた。違う?イヤイヤそうでしたよ。
これは君が喰ったもの。子羊の肉だな?違う?そりゃそうでしょう。食ってないもの。
このサラダ、余り上手くなかった。それでも美味そうに食っていたな(笑い)。
これを見た時ニンマリ。米だ。食って見るとタイ米。米粒が小さい。駄目だ。でも残さず。
これは君の分。美味そうに食っていたが不味かっただろう?違う?失礼しました。
窓の外見上げると人が飛んでいた。近くに飛び降りる所がある。信じられない。
これはバイキングのレザート。他にも料理多数。とても勝負できない。それでも彼等は本当にスマートでした。
叔父さん、エーデルワイスのリクエストに答えて呉れてありがとう。叔父さんは長野にも来ていました。多くの事を一杯喋って呉れてありがとう。君が通訳して呉れたけれど握手で充分
彼女も仕事に誇りを持って本当に優しい人でした。スイス人かどうかは分からないけれど、日本人が英語を喋るのが大変な様に、この国で英語が喋れる事は大変なステイタスです。それでもそんな事は微塵も感じさせずに、君の英語にも答えて呉れました。(失礼)。この時親父は本当にスイス人のもてなしの心を痛感し感謝していました。お幸せに。
6泊7日の旅はあっという間もなく終わりました。それでも親父のカメラのメモリーだけでも多くの記録が残り、君から預かった2枚を合わせると画像は1000枚を越えるでしょう。暫くは整理に追われても記憶の中には消える事は無いでしょう。
もう一度行くかと言われればノーサンキュウですが感謝の思いで一杯です。この歳老いた親父を連れて廻るだけで大変だったでしょう。人は老いると希望を失うと言われますが、その認識に欠ける頑固さを理解するのは本当に並大抵の接待ではありません。次は親父が接待する番ですがどうでしょう?大泉洋さんなら「大丈夫でしょう」と言いきれるでしょうが、分かりません。そう分からない事が又、楽しみでもあるのです。まだまだ続く。まだ?信じられない。親父は本当に高所に弱く平地では人並み以上のバイタリティーが有りました。
ブログもまだまだスイスの旅、続きます。お楽しみに。(君だけかも)
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