正蓮寺川の埋め立て工事 現状を見る 愕然としていた
大阪市此花区に正蓮寺川がある事を知る人は関西人でも少ない。この川が埋め立てられその工事が完成している事も河口に浄水場が建設されている事も殆ど知らない。この工事は大阪此花区のインフラ整備のみならずこれからのこの地域の活性化の為に壮大な工事である事も誰も否定出来ない?
ただ知らないと言う事はこれ程にオバカである事も思い知らされる。その壮大な地域のあり方を変える壮大な工事は、不思議な事に大阪府、大阪市、阪神高速の共同事業にも関わらずほとんど報道されていない。だから関西人は殆ど知らない。
以前、この事をブログにアップした時一部の人に何も知らないで(いい加減な事を書くな)と批判された。いい加減な事でなかった事を痛感していた。ご覧あれ。この川が新淀川の掘削工事でそれ迄の役目を終えて水量が激変しドブ川、ゴミ捨ての川となり地域住民から何とかしてほしい(埋め立ててほしい)と要望された事も良く分かる。
ただそれだけでは駄目だろう?その成果を必ず求められる。その成果を誰がどう評価しているのか?親父の問い掛けを否定した5年前の(正論)は無様な光景を晒していた。しかしこの埋め立てられた川を生かす方法はまだ残されている。
その事を責任者は問われている?それともそんな地域活性化は出来ない。東南海大地震の大震災が何時襲って来るのか?そんな事も関係無いととぼけるのだろうか?東北大震災の津波対策は関西では難しい?ならば避難出来る場所を確保しないといけない?
しかしそんな対策は出来ないだろう?その時この地域は計り知れない被害が想定される。その程度の事も分っている。?本当にそうだとこの景色を見て言えるのだろうか?
埋め立て跡地はいずれ活用される。しかし財政に余裕の無い大阪府、大阪市に出来る事はここ迄が精一杯?この先は地域の人達が智恵とお金を集めて整備をする?そんな事は出来ないだろう。この堤防の下は海抜0メートル地帯。震災時の避難地は同じ高さにある。
その怖さを思い知るのは10年先?30年先?それとも次世代?関西が大地震に見舞われたのはそれよりももっと前の江戸時代。そんな対策は意味が無いと誰に言えるのだろう?その事が問われても為す術が無い?本当にそうだとは思えない。ただそんな時代ではないのかもしれない?
こちらは学校の校庭。この地域が津波で襲われたら当然この校舎に逃げ込み屋上に上がる。地域の避難所はそんな事は考えられていない。上の写真川は埋め立てられてもその堤防の跡は残されている。この塀が取り壊される時は何時の事だろう?間違いなく津波に襲われた後になるに違いない?
ここもいずれ土管で埋められる?何でこんな無様を晒しているのか分らない。その説明看板も何も無い。そんな説明も河川管理者は出来ない?何故ならここは既に河川としての機能は失われている。そう思っていた。ところがそうでは無い。
ここは雨水の排水路としての機能は残されている?嘘だろう。想定外の☂に見舞われた時どんな言い訳をするのだろう?そんな心配は無用です。その対策はしっかり出来ている?らしい。この事情は地元民でも知らない?知っているのは自治会の役員だけ?ひょっとすると彼等にも知らされていないのかもしれない?
埋め立てられた川の中がどうなっているのか?分らない?お見せする。
正蓮寺川は左。この道も以前何度も歩いている。ただこの地域の人達が憩いの場所となる左の埋め立て地後が公園になるのは、しばらく先の事だろう?その見通しは予算がついてからの話になる。何とも間抜けな話?それともそれでも充分?それは地域の人が決めるのだろう。
阪神電鉄おおさか難波線。ここは流石に公園にも出来ない。ところがこの右下に正蓮寺川が埋め立て工事の前の公園がある。その満開の桜を愛でたのは3年前?今でも楽しめる。今年はどうかな?
大阪府西大阪治水事務所?此花区の不法投棄の管理?大阪人の全国的に有名なオバカさ?看板を立てたらそれで問題解決が出来る?この地域はその程度の事も理解出来ない。ゴミを綺麗に片付ける。その程度の事が出来無くて川が綺麗になりました?アホやんけ?誰もそうは思わない?
この根元からの小枝は剪定ばさみで綺麗に断ち切らないといけない。それでもそれが出来るのはこの樹の管理者。管理者は誰?そんな事も知らない。この公園の先は踏切が無いのでフェンスで閉じられている。当然引き返さないといけない。それを承知で電車を眺めていた。
ここは正蓮寺川が埋め立てられる前から踏切は無い。この川の両側で道路は橋の下をくぐる。当然川が埋め立てられたらそこは公園として整備される。その公園も影も形も無い。そうぼやきながら引き返して従来からの道を進むとニンマリしました。公園が出来ている。
しかしここだけ。最初、聞いていた全てを公園化するその話は嘘ではなかった。大阪市の公園課のホームページを見ると全て(4、1㌔)の素晴らしい公園の計画は出来上がっている。その始まりがこの先に在った。但し全てが完成する時期は予算の関係で何時になるか分らない。
それが大阪市公園課のコメントだった。それが現実。一度にやれる面積では無い。恐らく全面に造れるお金は無い。その程度の事だろう?ネットで調べて見るとこの川の機能が失われてから悪臭がひどく、地域住民の埋め立ての陳情は昭和の終りから始まっていた。?
この時期は5時を過ぎていた。寒くはなかったがカメラの明るさが段々制限される。もう一度この場所に立つ頃は桜が満開になる頃。その時はどんな気持になるのだろう?桜の咲くのはまだまだ先?中山観音の梅と大阪城公園の梅林はどちらが先かな?今度の日曜日は立春。春はまだその気配も感じ無い。
ここ迄来ても公園の姿は全く見られず無様なフェンスの中には立ち入りは出来ない。ただ正面の橋は低くなっていた。橋が低くなる?どういう事?川の機能が無くなった(埋め立てられた)ので橋の両側の高さが不要になる。それで高さを下げれば車も人の通行も楽になる?その工事は終っていた。ただ肝心の公園はどうなっているの?怒りが込み上げていた。
ここは阪神なんば線の近く。最寄りの駅が(千鳥橋)?ここがこんな有様。公園の工事は全く手つかず。土盛りをしただけ?立ち入り禁止。バカヤロウ?そう思っていた。当然です。この後の公園計画を全く表示をしていない。
ところが家に帰って大阪市公園管理課のホームページを見ると素晴らしい公園計画が明示されている。ただ何時迄に出来るかは予算次第。大阪市にも大阪府にも単独で整備出来るお金は無い?国の補助がどれでか予算化されるかで決まる。しかも順番に分けて行われる。
そんな事は公共放送でも伝えられない?予定は未定。予想はうそよ?その実態を見せつけられて本当に情け無い想いをしていた。ところが最後にニンマリとさせられる。しかしそこにはトイレも整備されていなかった。夕暮れが迫っていたが小学校4年生の子供3人がカード遊びをしていた。
何時迄も見せつけるな。いずれきれいな公園になる?ただこれがこの埋め立て工事の実態。ここは公園にしか使えない。(下に阪神高速道路が走っているから)それもおかしな話だが本当にここは避難場所にも使えない?そんな事は無いだろう。非常時には大勢の人が避難する?
ところがその為にはこの高さ(低さ)では役に立たない。この凹みを完全に埋め立てその上に10メートルの建物を建てないといけない?予想される東南海大地震の津波の高さは来てみないと分らない。そんな計画はここには無い?これは行政(此花区役所)に聞いた話ではない。
やっと公園が出来ている。ただこれでは右の堤防の高さを見ると大雨が降ると冠水する。大震災、想定される大津波の避難場所にはならない?その程度の事も考えられていない。それとも別に避難場所は高くする?それは計画の範疇には無い?そん事も考えてはいない。だからこの埋め立て工事は出来た。そうかもしれない。もう少しこの記事は続く。
暗くなって良く見なかったがこの看板をよく読んでみるとここは大雨が降った時雨水を溜める広場でもある。と言う事は東南海大地震が起きた時ここには避難は出来ない。大津波にこの地域が襲われた襲われた時、水が流れ込む。そんな事は知らないとこの公園事務所は口にする?そんな設計になっている。
この川の河口に水門がある。ただその水門の高さは最大7メートル?しかし5メートルの高波がこの正蓮寺川の河口に押し寄せれば水門を役に立たない。川幅一杯の水門では無い。4分の一程度の水門。そんな物では簡単に乗り越えられる?違いのだろうか?
乗り越えた津波はここ迄完全に到達する?そんな危機は全く心配ご無用?そう言われていた?この堤防の高さをはその事を証明している。間違いなく東南海地震と大津波は発生する。その対策は何も考えられていなかった。
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