明日から１１月。今年は何を手にしたのだろう？

１０月最後の日。快晴。気持の良い天気。心が晴れやかになるのが何とも嬉しい。しかしそれも束の間。静かな電車の中で本を読んでいると必ず煩い客が乗り込んで来る。電車の中で人が居ないのなら兎も角、人がいる事もお構いなしで会話をする心境は理解出来るが？

そんな時必ず引っ張り出す文明のツールはi-pod（音楽プレーヤー）。これを取り出さないと本は読めない。（アホ）。今読んでいる本？これが又つまらない。つまらない本でも手にした本は読み切らないと本当の面白さは分からない。

聖徳太子。この人も又実在の人物でない事が最近の常識？そんな事は知らない人も少なく無い。親父もそうだった。では何と呼ぶ？厩戸皇子（うまやどのおうじ）。しかしこの人物も実在したは定かでないと言われている。

飛鳥時代の歴史は中学高校で学んでも殆ど忘れている。それでも飛鳥時代のロマンが尤もらしく語られるのは何故だろう？大化の改新？何がどう変ったのか？歴史を知れば人生が変わる？貴方の知っている歴史は誰が教えてくれたのだろう？そう問い掛けられている。

本日の目的地。大阪府庁。選挙の時、大阪府知事、日本維新の会代表の松井さんが選挙の時に口にした（大阪の府の財政改革、身を切る改革）の実情が何も分からなかったのでその話を聞きに行く。大阪府財政部企画課？（名刺を貰っていないので正確では無い）

担当Oさんの丁寧な説明を受ける。ただ参考資料は熟続していないので何も分かっていない。大阪府の財政が改善していると言われてもその実感がしないのはどうしてだろう？政党が行政を仕切っているから？大阪府庁に久し振りに行きながら道を間違う。その程度の事だろう。

しかしそのお陰で知らない大阪を見る事が出来る。この交差点は何度も来ているが、全く別世界の感じがしていた。数週間前に来た時には左の横断歩道の手前で引き返している。その街路樹はすっかり秋の気配を漂わせていた。

ここは大阪難波宮（なにわのみや）跡。近くに歴史博物館が有る。この祈念建物の左は公園。ただ子供達の姿は殆ど見られない。右は通りを隔てて長い間遺跡の発掘で放置されていたが、今は一部駐車場。それでもまだ無駄な使われ方をしている？そんな事も多くの関西人は知らない。

その本当の訳はまだ知らない。親父程度が知らなくても関係は無い？確かに？それでも知らないと言う事はそう言う事。だから（大阪府の財政が良くなっている）と言われても良く分からない。そんな事はどうでも良いと関心も無い？関心のある事と言えば個人的などうでも良い事？かもしれない。

大阪市営の観光バスは廃止になって久しいが、現在民間の乗り合い観光バスが走り初めている。大阪は観光客の取り込みを大きな施策として府も市も取り組んでいるが他に観光局、その他の団体もしのぎを削る？その違いも良く分からない？

大阪府庁。この建物も古い建物。老朽化がひどくて立て替えを余儀なくされて居たが耐震、補強、改修工事を終えてすっかり綺麗になっていた。しかし手狭である事は間違いない。大阪ベイエリアとして大阪湾岸地域（埋め立て地域、河口地域、）期待され開発されて地域の移転は完全には出来ていない。

何と言っても大阪の中心はこの地盤のしっかりしている上町台地。ここは東南海地震の津波の心配は全く無い大阪平野の一番高い所。古くから人の営みが始まった所。海や川の中の地域では無い。その地理的優位性は如何ともし難い？大阪府庁が完全移転しなかった理由はそこに在る？中央政府の出先機関もこの地域に集中している？