「頭乏しい」そんな日本語あるの？乏しい？公明党はどうなの？山口さん。

何様だと思っているの？この公明党党首。街頭演説の街宣文句とは言えお粗末極まりない。こんな言葉が許される訳が無い。乏しいとは政治の世界の話であり他党を攻撃する言葉としては在りかもしれないが、自民党と政権を付託されているからこんな言葉を口に出来る？

今度の選挙で公明党の政治姿勢が問われた時、あなたはどんな言い訳をするのだろう？公明党が自民党の補完勢力になっていると言われて久しい。創価学会員でさえこんな言葉は看過しないに違いない。公明党が議席を保ち続けたのは多くの選挙に関心が無かった人達のお陰？

今度の選挙で投票率が上がるとは考えていないのだろう？その事は変わらなければ公明党の政治姿勢も変わらない？この無様な解散を是とするなら公明党支持者は信頼されないに違いない？無理か？昨日歩けなかった「村上新田」に向う。

寄り道をしながら久々の対面。そこは想像以上に荒れ果てていた。これがこの国の地方の過疎の姿。そんな地域を変える？地方創生。地域の活性化。その現実を殆ど知らない。夏の終りにこの行政の担当にこの「里山」の大切さを問うた時、言われた言葉を思い出す。

読めない道標。昔の人は歩くのが移動手段。歩けない人は馬や籠に乗っていた。秀吉はこの先の間歩（鉱石を掘る為の坑道とその入り口付近）迄馬に乗ってふんどり返って視察に来ている。得意満面で己の手にした財産の大きさに満足していた？

間歩とは聞き慣れない言葉だが、この国にはそんな歴史がある。佐渡の金山。島根石見の銀山。そしてこの多田銀鉱山。この国は大金の国だったが今は経済大国？ただ貧乏人には何時の世も関係ないどころか、過酷な労働だけが押しつけられている。それでもそんな歴史は何も知らない。

多田銀山周辺案内図。整備されているのは一部でこの地図を手掛かりに歩く事は出来ない。この周辺に詳しいガイドと歩かないと全くつまらないだけでなく不気味？この山で働いていた多くの人の怨念が感じられる。当然そんな物見遊山の若者も年寄りもいない。山中鹿之介の墓があるがその因果はまだ学習していない。

銀山にどうして金山彦神社？鉱山の神様で全国各地にある？詳しくは猪名川町観光課。しかしこの課でもそれ以上の説明も出来ない？地域振興部？笑わせるね。それはこの先を歩くと本当に良く分かる。何度もこの里山の大切さを口にしたけれどこの行政にはそんな旗ふりはいない？

それでも地域振興？地域の観光活動？現場を見ると涙が出て来る。数年後はどうなるのだろう？そんな事も全く問題にはならない？ここだけの話では無い。全国過疎の地域は同じ運命に晒されている。都会人は知らないだけ？地方の人も同じ？新田開発の先人の苦労も時代の流れに埋没する。

この先車両通り抜け出来ません？何たる間抜けな看板だろう？通り抜けられないけれど通行禁止では無い？その訳はこの先に民家と事業所がある。そこ迄は車両通行可？そこ迄行ける所迄行く？そんなオバカもいて不思議では無い。実際そんな人は殆ど居ない。

ただこの先多くの銀山採掘の坑道は多く残っている。ただ坑道は一カ所しか見れない。それは青木間歩だけ。それもガイドはいない。親父は何回も除いているので今日はパス。先を急ぐ。しかし楽しみにしていた「村上新田」は１部を除いて荒れ果てていた。行政の無策？先人が汗と涙で切り開いた水田は見るも無惨な姿を晒していた。

この先に人家は無し。自動車は通り抜けで来ません？まだ間抜けな看板がある。行政の過疎化対策は無策である事をこの先、思い知らされる。何度も意見した事が全く無視されている。それとも時代の流れは如何ともし難い？この先に開拓された新田は米余りの時代の前に為す術も無い？

中央政府の政策論争？全国の地方の山間僻地はいずれこうなる？悪い夢でありたいけれどその保証は何も無い。財政的に豊かな町でもこの有様。財政的に破綻している多くの地方は、いずれ多くがこの轍を踏む？それでも日本の未来は明るい？

多くの地方の長老達は何を残して棺桶に入るのだろう？そしてこの荒れ果てた里山を見捨てた代償を閻魔大王にどう報告するのだろう。アホとチャウか？そんな事は誰も考えていない。この前コメントをして呉れた女性はまだマシなのかもしれない？

嫌な予感がする。ここは既に水田の跡地。水路の整備も疎かになり山際との境も無くなっている。当然ここも個人の持ち物。私有地。猪名川町役場の地域振興担当の話は以前聞いているので、この景色は予感していた。しかし無策。

与作は木を伐る。行政は水路の整備の補助も出来ない？水路を整備して農道を広げればこの土地もまだまだ？そうは考えていなかった。地域振興担当？彼等は何の役にも立たない？ちがう。彼等を指導監督管理する人が居ない？信じられないお役所仕事。これは例外では無い。

誰も居ない景色の中を淡々とカメラを構えながら景色を写し取っていた。この農道もこの右側の水田を耕作していた人が歩いた道に違いない。この水田が切り開かれたのは今から４００年前。ようやく戦乱の世が終りお米の価値が高まりつつあった時代。

それでもこれだけの土地を開墾するのは大変な労力だったに違いない。それでも親子何代にも渡って積み上げられて行った耕作地。この一番奥には溜め池も造られていた。その土手で弁当を食いながら思いの丈をつぶやいていた。その話は又明日。