故郷は遠くにありて思うもの。そして悲しく歌うもの。(室生犀星)
昨日の中山観音参道。昔からの参道は中央の道。ほぼ中央に分岐があるがその左の道を歩くと辿り着く。右下の現在地からほぼ1、5キロ強。ゆっくり歩いて片道50分弱。健脚の人なら30分足らず。しかし親父の足では1時間?それでも歩くのは右下3本のルートの真ん中。
この道は谷沿いの道で山道をゆったりとした気持で歩く事が出来る。しかし中間で左の尾根を登らないといけない。この道が少し急になる。左に折れないで直進すると谷を流れる川を何度も横切り、一番右の道(東尾根ルート)と合流する所では谷筋をよじ登らなければ成らない。
当然、大雨が降った後は通れない。右の東尾根ルートも楽では無い。このルートの下は住宅地が真下に迫る所もあるが、登りは楽では無い。健脚の人はこの先を歩いて聖徳太子が修行を重ねたと言われる「天宮塚」を抜け、中山山頂、中山奥の院に向えるが親父レベルでは無理。
この合流部の右の階段を上がり住宅地に出てその下にあるバス停に出るのが関の山。ただそんな看板、案内は何処にも無い。ボランテイアガイドもいない。そんな事もどうでも良い?ところがこのルートの素晴らしさは歩いた人で無いと分からない。世の中も同じだね。
ここは国有林。管理をしているのは林野庁。ところが彼等はこんな現実は関係ない。地域の住民も関係ない。関係があるのは災害が発生して大きな被害が出てから?その時でも管理者の責任は問われる事は無い。全ここ何処でも同じ事?その現実は殆ど知らない。関係ない?ところが関係ある事を知らないだけ?この国有林の価値はどんなに失われても現在人が生きている間は何とか持ち堪えられる?
この素晴らしい山道も長くは歩けない。それだけの体力に成っている。ところが親父以上に高齢者が歩けなくなっている。この道を歩く人は殆どが奥の院の参拝者(常連)か中山のハイキングコースを歩く人。しかしそんな人は年を重ねる毎に少なくなっている。
今、ナラガレが深刻な状況になっている。そう言われても多くの人が関係ないと思っている。この現象が何故起きているのかマスゴミも殆ど報道する事はない。彼等は毎日の様に公共の電波をオチャラケと興味本位の番組で低俗?番組を垂れ流しているがこれも現実。
杜の再生は全く計られていない。ナラガレ対策は切り倒して細切れにして放置する。そんな事をしていたら子や孫にこの素晴らしい環境を手渡す事は出来ない?そんな事は無い。多くの人がしっかり環境を維持している?
ここは阪急中山駅から30分以内で来れる。現実を見て語れ。そうでないと核やミサイルの脅威等問題にならない。昨日はこの厳しい現実を見ながら夢中に写真を撮っていました。そしてこの先の親父の休憩所で思いっきりハモニカを吹いていました。
その時、歩いて道を上がって来たのは男性2人。一人は奥の院参拝の高齢者。もう一人は腹を突き出した親父。いずれも長くは生きられない。コラ。今、政府は100年長生きプラン?そんなバカな事を考えている。100年生きる施策より今を豊かに生きれる政策を?その程度の事も分からない?ならば思い知らせるしかない?
この石畳?の道を歩かなくても右に山道がある。しかしこの道も永年多くの人が歩いているので、ゆっくり上がれば足元はぐらつく事は無い。その内、こんな道は歩けなくなる。そうならない様に元気な生き方をしないといけない?無理だな。
老いると言う事はそう言う事だとは殆ど思わない?人間は考える葦?嘘でしょう。最近、人ごみや電車の中でその事を思い知る。関係ない?それでは良い事を教えましょう?スマホで腱鞘炎?親指の使い過ぎで手首に激痛が走る。そんな人が多くなっている?
知らない?その程度の認識も何時迄もは続かない。余計なお世話。確かに。親父も最近肩こりが激しい。その原因はパソコンのキーボートを10本指で叩けないから。左右1本ずつでは肩に激痛が走る。その時は両手を真上にあげてそれから横に倒す。この体操は腕の付け根に激痛が走るから無理はしない事。
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