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2016年4月 7日 (木)

TPPの国会審議。公明党余りにお粗末。政府の宣伝機関かい?

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このトンネルがJR福知山線として利用されていたのは30年近く前迄。長い間関西と丹波、丹後、山陰地方を結ぶ交通の大動脈だった。今はこの武庫川沿いの鉄路は廃線となり、この上流は歩く事も出来ない。(近くの旅館に所有権が移っている。この下流も3ッ目の長いトンネルの手前に「通行の安全は保障しない」とJRは公言している。(それでも多くの人が週末には通り抜ける)

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昨日の目的地。笹部新太郎演習林。現在は宝塚市が管理している?実際はボランティアグループが地道な活動をしているが殆ど知られていない。それも現在の皮肉な結果。その下の廃線敷きは通り抜けてもこの山の良さ。笹部新太郎と植木職人の想いは過去の話となっている。始めて見る山桜の美しさ。期待していた。

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山に登る前に川原に降りて汗を拭う。この川原に降りるのは始めて。川の水は綺麗ではなかった。淀みに浮かぶ泡沫(うたかた)はなく川底には汚れた藻が薄茶色の色を見せていた。川原に降りるのも久し振り。

川原と言うより大きな石コロが砂の間に埋まっていた。「音の無い風景」手にして来たおにぎりを口にしながら爽やかな風に吹かれていた。これから登る素晴らしい絶景に期待する気持も無かった。それで正解。

山桜は大きな幹が枝を伸ばしても花は吉野の山桜と同じだった。笹部氏が大好きだったと言われるに様に古来の桜はひっそりと天高く枝を伸ばしていた。親父のカメラでそのトリックをお見せするが、本当の桜の美しさは「ソメイヨシノ」では無いと言われた笹部氏の想いが理解出来ていた。

花も人も「人口」では無い素朴の美しさ。それが求められてもそれに気づかない?気づけない生活でも何の問題も無い?そんな世の中に棹さしてどんな生き方が出来るのだろう?そんな事もどうでも良い? そんな事は全く考えていなかった。

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この山はそんなに高い山ではない。しかし一気に立ち上がるので楽では無い。中央の周遊コースでもゆっくり歩けば気持の良い散策が出来る。足元は整備されているが雨が降ると雨靴を履いていないと歩けない。雨水が流れ下る。少し見難い一番下の点線のコースは800メートル足らずのコースだか、体力が漲っていないとしんどい。歩く人も殆ど居ない。5月の連休明け歩きますか?

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小学校5年生の時、指導が厳しく体罰を当然の様に行っていた担任と一緒に造った歌詞を思い出す。「たあかく伸びる銀杏の様に元気で行こう。ああ5年梅伸びるクラスだ」流石に帰りの会で歌われる事も無かった。

山桜の花を見る前に青葉、若葉の命を感じていた。これからは花見ではなくて墓見。自分の噺家としての芸の行き詰まりを感じて「高座」に上がる事が出来無くなり、自らの命を絶った大好きな落語家「桂 枝雀」師匠の「天神山」。天才は長生きは出来ない?その点親父はその心配は無い?

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この登り坂はつづら折れ。ジグザクの登りは息が切れる。ゆっくりと休みながら歩かないと登れない。漢字的には「羊腸小経」(ようちょうのしょうけい)「箱根の山は天下の嶮。函谷關(かんこくかん)もものならず」小学校唱歌「箱根八里」の歌詞に出て来るこの言葉も殆どの人が知らない。

函谷關(かんこくかん)は漢字辞書で調べないと分からない。蜀の諸葛孔明が造ったと言われる崖の道。そこ迄は行かないが50メートルをジグザグで一気に登る。予想していた景色とは全く違う。

近くで見る山桜は、下からでなく上から見下ろさないとその美しさは感じられない。吉野の山と全く同じだった。違う処は幹の大きさ。これだけのデカサは吉野でも余り感じる事は出来なかった。

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期待した山桜の華やかさは何処にも無かった。この公園の入り口で看板を見ている人に声を掛けたがその冷ややかな対応が何を意味していたのか?その事がこの場所に立ってみると良く分かる。笹部さんと植木職人の「弥吉」さんが生涯をかけて立ち向かったのは「山桜の品種改良」だった。造幣局の通り抜けの桜では無い。そんな桜はここでは見れない。その事を思い知らされていた。

その事は今日の国会中継を見ていると良く分かる。「不毛の議論」ではない。田舎猿芝居?三文オペラ?優秀な若手官僚に答弁書を書かせてその原稿を読む?流石に総理大臣はそんな答弁ではなかったが、この人の頭の中には人の意見を聞く回路は全く無い。

嘘だと思うでしょう?こんな放送見ている人もよっぽど暇?国権の最高機関の国会の議論は暇な人しか見ない?聞かない?語らない?それでも支持する政党は自民党、公明党?他の政党でも変わらない?もう一度安倍さんは辞職しないとその事が分から無いのだろう?

病気で倒れなければそれは無い?内蔵疾患は薬では治らない事を教える人は居ないのだろう?この人の精神力の強さと使命感には敬意を表するが、それも時間の問題に違いない。安倍政治は終りです。

この国の愚かさは間違いを認めないだけでは無い。正当化する。そして過ちを繰り返す。若者達の選挙の投票率を上げる?そこ迄有権者を舐めますか?若者達もその程度の意識と思われている?

TPP法案の問題点も明確に出来ない侭、国会で承認されてもアメリカが議会で承認しなければ、政府はどう国民に説明するのだろう?中国の報道官同様とぼけた顔で「ノーコメント」と言葉を繋ぐのだろうか?

それでもこの国は何も変わらない。アホ抜かせ。今日の巨人の試合と同じ。悲惨な結果しか見る事は出来ない?それでもこの国は安泰。何をそんなに悲観するのか?おっしゃる通り。自分でその事が分かれば幸せに生きる事が出来る。

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1人で桜木を見上げていると手足を振り上げながら踊り出している。「釈迦に説法」「カエルに小便」「結構毛だらけ猫灰だらけ」「お前の目玉は何処に在る」「角出せ。足出せ。知恵を出せ」と笑われている。

人の事はどうでも良い。これからもっともっと歩けば違う世界が見えて来る。それが何処迄続くか?だろう。(おっしゃる通りでございます)女神も最近愛想が無くなっている。それも貴男の徳の無さ。その事が分かれば明日は輝いて来る?(ホンマかいな)

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今日の大雨で楽しみにしていた多田神社上流のエドヒガンサクラの花も散ってしまっただろう?残念だがそれも仕方が無い。残りは京都御室の仁和寺の京都の春の最後を告げる「御室桜」。

以前は桜見物の椅子に座らなければタダだったのに境内を歩くだけで桜見物料500円を徴収。建物の中を拝観すると500円。どんだけの人が見物に押し寄せるのか知らないが、京都のお寺の拝観料は安くはない。

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後1月もするとツツジの頃となる。この山を知ったのは1年前の事。そして今年の春に始めて山桜を見る。感動は無かったと思ったがそうでは無かった。これが山桜。日本の桜の博士と言われていた「笹部新太郎」を知らなかったのは親父もまだまだ知らない事が多過ぎる。それを当たり前に感じればまだまだ知識はしれている。(当然です)

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