地方創成のごまかし?地方は完全に見捨てられている?
この素晴らしい田舎の風景。しかし完全に過疎が進行してこの集落もいずれ消える。親父が初めて知ったのは数年前?「虫生」(むしゅう)の集落。犬の訓練場はあるが殆ど忘れ去られている。処が驚くなかれ。
この谷の左も右も山の上は切開かれて住宅地として開発されている。バスも通って生活環境は都市と変わらない。その僅か数百m下の谷がこの有様。写真では綺麗に見える猪名川では泳ぐ事も出来ない。その道を歩きながら親父は眼を輝かしていた。
こちらが猪名川。この左に車道はありその道を少し歩くとバス通りに出る。この道は地図を見ると篠山街道。猪名川沿いの昔からの道。今は舗装されているこの道も古の人は生活道路として使っていたに違いない。
実際に歩いて見ると猪名川は丹波篠山と北摂池田の繋がりを感じる。この距離は近くはない。途中バスを利用して歩いて見ますか?猪名川は歴史街道です。但し、この道の案内は殆ど無い。橋の上から写真を撮っていると大路次川沿いの狭い道を抜ける車が、体の後ろを静かにすり抜けて行く。
助手席の男が窓を開ける事無く平然と見向きもしないで前を見ていた。その道を歩く。この道を歩くのは2回目。最悪の市道?この道も昔からの生活道路?しかし現在の車社会には通行制限が必要。それが出来ないのなら道を拡げなければならない。
どちらも出来ない。静岡の井川ダムの狭い道を思い出す。しかし、井川ダムと静岡を結ぶ道は立派な道だった。大井川鉄道井川線沿いの道は舗装もされていなかった。今はどうなっているのだろう?昨日も書きましたがこの道の先は第二名神の大工事が進んでいた。この工事の完成は2年先。
地図に残る工事?日本各地でこんな工事が行なわれている事を知らないだろう?財政破綻は確実。それを避ける為に消費税は20%になっても足らない。今年8%になって消費は冷え込んでいる。それでも来年は10%。その先は15%。
5年後には20%?そんな政府を支持している爺婆は姿を消しオバカな若者はそれに見合う生活が出来ているのだろうか?そんな生き方が出来る生活力が求められている?出来ますか?出来なければ生活の質を落とすしか無い?
それが出来なければ路頭に迷うしかない?そんな事は無い。政府が何とかしてくれる?バカ言っちゃいけないよ。政府にはそんなお金は無い。あるのは既得権の保障。身を切る改革。企業の反撥を伴う改革。医師会、農協、労働団体。多くの既得権を守りながらの改革?そんな物が出来る訳が無い。
政府は出来なくても賢い官僚達が知恵を絞って政治家を動かす。そんな時代が終わろうとしている。何時迄もそんな事を続けていたら国家は滅びる。この国が何度も経験した歴史の転換点。高度成長の時はこの国の未来を信じて疑わなかったが、今はどうだろう?
残念ながら生活弱者は救われる事は無い。多くの社会保障政策。多くの人権保障も国の財政を圧迫している。その事をどう改善出来るのか?その問い掛けに答えられる政治家、学識経験者。知識人はいない。何故ならそれでリーダーシップを発揮しているから?
女性の時代?何をとぼけた事を言っているのだろう?この国の法務大臣。この国の経済産業大臣。この国の総務大臣。この国の多くの優秀な女性の見識はこの程度?マスコミの社会的責任も地に落ちている。
それでも経済回復?何処の社会を見ればそんな事が言えるのか?全国津々浦々で行なわれている大規模土木事業?確かにそれは言えるかも?あれ程、問題視された無駄な公共事業の見直し。今、その多くは着々進行している。財政が破綻すればどうなるのか?それも関係無いと思っているのだろう?そんな生活を始めなければならない。
この無様な道路設計。前来た時もこの有様を見て笑っていた。ひどい事に行政と警察の道路標識が無い。対向車が来たら当然路肩に車を寄せてすれ違わないといけないがその運転テクニックも無い爺婆、若いネエちゃん(コラ)地元の人で無いとこの道は車で通り抜けてはならない。それ位の案内図出しなはれ。(出せる訳が無い)
川向こうの竹林。この川はダムの放水時には水位が上がらないと河川管理者は考えている?上がったとしても大した事は無い?大雨の時、ダムからの放水量が増えた時、この川の水位は大きく上がる。それでも竹林だから関係無いと思っている?反対側の今歩いている道は狭い侭?それでもこの環境が改善される事は無い気がしていた。
前来た時に驚いたが今回は違う意味で驚いていた。「広い」これだけの広い高速道路の建設も珍しくない?昔、日本道路公団が日本で初めての高速道路を完成させたのが40年前。その高速道路が兵庫県西宮から名古屋の小牧迄。
その時の用地買収、建設費用は一部世界銀行から借りたと言われている。あれから半世紀の時が過ぎその高速道路も老いくたびれている。その第二高速道路が造られていた。この景色が日本全国で見られる。そのお金は国債で負担されている?
どれ位かは親父でも分からない。調べれば分かる。この無駄な公共事業。全線開通するのは2023年。9年後?部分開通は5年後?高速道路の無料化?そんな事は出来る訳が無い。この土建体質は日本各地の有料道路の建設を見れば良く分かる。
親父の田舎も大分−佐伯が完成してその先の工事が急ピッチで進められている。これが地方創生の大動脈になる。処が皮肉な事に立派な道路が出来ても地方の生活は豊かにならない。親父の田舎、佐伯は豊かです。それでも多くの村や街が合併をして故郷は少子化と高齢化が加速している。
その対策はきめ細かな現金収入対策。そんな当たり前の事が地方の行政では出来ない。何でや?地方の学者先生、有力者が地元出身の政治家に補助金、交付金を陳情するだけ。自分達で知恵を出し合い本当の生き残り対策を考えないから?
今回と同じ故郷創生事業が何度行われただろう?お馬鹿なマスコミはJR九州の「豪華列車」は宣伝するけれどローカル線の実態、無人駅の寂しさは時代の流れとして見捨てられている。一日に普通電車が数本しか停車しない無人駅。そんな駅が日本全国にどれだけあるのだろう?多くの地方は半世紀後には消える。親父達も生きていない。
広いと思ったらインターチェンジも出来る。「日本の元気を関西から」関西経済の再生が叫ばれて久しい。この高速道路が完成する頃は9年後?関西経済はその時どんな姿を見せているのだろう?公共工事で国からの補助金頼り?そんな姿は見たくない。その時の自分の姿を思い浮かべながら生きて行かなければならない。生きているのかな?閻魔大王の面接を受けているのかな?9年後どう変る?それは誰もが問われている。
懐かしい地名。この向こうに能勢電が走っているがその駅が「畦野」この漢字はローマ字が無いと読めない人が多い。畝(うね)と同じ意味?長い間農村だった所に高速道路が分断する。この風景も日本全国珍しくない。猪名川に流れ込んでいる大路次川はこの正面を右に廻り込んでいる。この道も歩いているので迷う事は無い。
今日歩いて来た道はハイキングコース。でも歩くのは止めて下さい。とても景色が良くて気持がいい道ですが歩道が無い。歩道が無いハイキングコース。これがこの国の地方の実態?地方の時代と言われて久しいが歩道の無いハイキングコース。情けないとこの市道と県道の管理者は思っていない。親父でないとこの道は歩けない?
昨日のゴールはまだまだです。これから近くを歩いて来ます。この後は今夜野球を観ながら完成させます。今夜負ければ巨人はクライマックス戦敗退。予想外の結果になるがそれも又良し。勝負の世界は本当に厳しい。阪神の勢いに完敗です。
それでもペナントレースの強さは帳消しにならない。短期決戦緒の恐ろしさ。巨人の選手はその恐ろしさを思い知らされた事でしょう。ザマーミロです。調子に乗っているとこんな無様を体感しなければならない。
巨人の敗戦はエースの故障。全ての試合の投手のレベルの低さ。そして坂本、長野,阿部、補強のキュ−バの鳴り物入りで補強した2選手。この短期決戦は完敗。これで自分達の思い上がりが思い知らされる事でしょう。阪神の選手にはおめでとう。日本一には成れないと思うけれどやってみないと分からない。(コラ)
のどかな風景が突き崩されている。それでもそんな現実とは全く関係無い風景があった?それは違う。こののどかな風景は既に壊されている?そんな事はどうでも良いと多くの人は思っている?それも違う。知らないだけ。
こうして日本各地の風景は大きく変っている。変って居ない物は何も無い。その事を教えてくれる人も居ない。殆どの人が関係無いと思っているが知らないだけ。その裏でどれだけの利権が動いているのか?それは親父も当然分からない。
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