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2014年10月24日 (金)

村上新田。猪名川町。里山は無惨な姿になっていた。

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長い間多くの人の汗と涙が染み込んだこの地域に人の気配は全く無かった。この道は車の通行禁止になっているが、軽トラの4駆位なら走れそう。ただこの突き当たりで行き止まり。溜め池の土手がある。この地域で稲作作りが続いていた時には、満々と溜められていただろう水はその侭だった。この地域の多くの田んぼは稲作放棄地になっているが、その風景が何ともやりきれなかったのは親父の身勝手に違いない。

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ここ迄歩いて来ました。ここ迄の道は快適でした。平坦な農道?を歩きながら音の無い風景を眺めながら歩いていました。ボランテイアガイドが案内してくれる道は?下に下がる。処が驚いた事に先の大雨で土砂崩れで通行止め。大きな災害で開通の目処は立っていないと役場の観光課で説明を聞く。

今日の目的地は右に進み尾根を越える。この道が又、又、ラッキー。登りは短くその先を一気に下る。反対だったらとても歩けなかったに違いない。ここで休憩。おにぎりを食いながら暫し至福の時を体感していた。再びの時は難しいが秋が深まり寒くなると訪れる人は居なくなるのだろう?(大袈裟?)それではごらんあれ。

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それではそろそろ腰を上げて尾根を越えますか?正直に言えばもう少し楽な道かと思っていた。「悠久の館」のおねえさんが昨日、この道は楽ではないと言われた意味が入り口で分かる。それでもマップで見ると「歴史街道」。

古の人達がどんな思いで越えたのだろう?そんな思いがしていた。図らずもこの道は親父が辿る道が多くの人が利用したと思われる。反対の道は大廻りになるが平坦な道。それが正解だろうと一人で合点していた。(嘘だろう?)では歩きなはれ。歩いてみれば歴史が良く分かる?この道の厳しさが良く分かる。

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登りは長くは続かなかった。足元に気を付けながら登っていると切り通しは意外に近かった。この先は急な下りが続く。道は整備されているが土留めの杭は階段には成っていない。苦笑しながら歩幅をダブらせながら降りて行く。この道を登るのは止めた方が良い。その平坦な道は遠回りになるがその負担を考えてもここを登る事は無い?

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この道を歩くには靴底が厚くて軽いトレッキングシューズが必要。親父の様なタウンシューズでは歩かないで下さい。親父はメタボでもこんな道を歩き慣れているが、初心者と年寄りは間違いなく足首と膝を痛める。親父もそろそろ靴を変えないと膝が痛くなっている。左にロープが見えるがこれが何の役にも立たない。足元を確かめながら足を滑らせない様にゆっくりと降りて行く。

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道は厳しいが上から降りて来る分には楽しい?ただ膝が笑っている。足を滑らせると擦り傷になる?小幅でゆっくりと降りて行く。ゴールは下に見えている。

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道が無くなる?どっちだ?こっちだ。直進する。もうすぐ出口です。ここが又、水で濡れている。ガイドが居ないと心細い?(全然)基本的にどんなハイキングコースでも一人歩きは止めた方が良い。1人で歩くと万が一の時に動けなくなる。(分かっていたら止めなさい)求道者は常に一人です。そのうち野山を駆け巡らないといけない?(アホ)メタボなアンタには仙人ではなく布袋様がお似合い。(無理だな)

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ここが出口です。くれぐれもここから登らない様に。それ位の注意書きが必要?それとも親父が歩いた道を反対に歩くオバカは居るのだろうか?(コラ)ハイカーも千差万別。これ位の散策の道は屁のカッパ。朝飯前と言われるのかも知れない。

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