« 今日は眼科の定期検診。視力は衰えていない。気力はどうだろう?勝負してみますか? | トップページ | スマートホン全盛?ガラケイ(従来の携帯)は衰退? »

2012年5月20日 (日)

ナイスな休日を。親父は早く起きたけど5月病?それは無い。

Img_5327_2

高知遍路道33番札所。31番札所からスタートした先月の旅は庭を見ただけで歩く事を諦めていた。それでも歩く気力は衰えてはいなかった。廊下の拭き掃除をしていたおばちゃんに「次の札所迄どれ位かかりますか」と聞いた時、「歩いてですか」と反対に尋ねられていた。その所作を見ながら歩く事を諦めた。

ガイドブックで見ると31番札所から32番札所は5、7キロ。所要時間1時間半と書かれていたが親父の足では2時間は掛かっただろう。タクシーに乗る。運転手の大野さんは優しかった。田んぼ道を走りながら高知市内と海岸の距離に驚いていた。

「4キロは軽い。」と思っていたその道は意外に遠かったがタクシーは難なく到着。そこから桂浜迄約3キロ。タクシーで行く。桂浜は予想以上に広く大きかった。そこからここ迄4キロ。暑い日差しの中を黙々と(イヤぶつぶつ言いながら)あるく。ここ迄結構遠かった。このお寺の手前で交番で斜め前の釜揚げうどんの評判を聞く。

予定はここ迄歩いて最初の宿はこの近くと考えていたが、それはそれで正解だったが歩いてここ迄来るには桂浜で2時間近くも遊ぶ事は出来なかっただろう。遍路道を歩く事は生易しい事ではない。増してや観光、物見遊山では出来る事ではない。

その出来ない事を親父はやっていた。頭にタオルを巻いて遍路姿はしているが交番に入ってきたおっさんがお寺さんの場所を聞くのは分かるが、その後の言葉にお巡りさんは言葉を詰まらせる。「ところで向かいの釜揚げうどんの評判はどうですか?」

一人の若いお巡りさんが言葉に詰まっていると先輩の厳ついお巡りが意外に優しい言葉で「立場上その様な質問いは答えられない」と答える。ところが親父もさるもの。「美味いか不味いかソコソコか?それ位は言えるでしょう」言えねえよ。そんな顔をしていた。

「それなら自分で確認するか」お寺さんの場所の確認の礼を言いながらうどん屋さんに向かう。ところがこれが正解だった。お巡りさんに呼びとめられて次の札所の道を教えて貰う。「近くに川が流れているのでその道沿いにいけばいいが、今この先で通行止めになっている。迂回しなさい。」迂回と言われても良く分からん。でも素直にうなずいていた。うわの空とはこのことを言うのだろう。うどん屋さんの事を考えていた。

うどん屋さんはセルフ。やり方が分からなくてまごまごしていると厨房の主人が眼で教えてくれる。眼で会話をしながら成る程と得心していた。うどん玉を2個チョイスし自分で茹でる。トッピングはお気に入りのかき揚げと海藻。ゆで卵も欲しかったが辛抱する。汁も自分でコックをひねる。味は薄味今イチ。ボリュームは多かった。それでも完食。ニンマリしていた。うどん玉一つで良かったなと思いながら厨房の親父に目線で礼を言う。

上の写真はその後撮った写真。この後納経所の叔母さんに次の札所迄のバスの便を聞く。「出た処ですよ」無愛想。歩くとどれ位と聞いて見ると鼻であしらわれる。6、3キロ。1時間半。でも普通に歩いて2時間。アンタでは無理だなと言っている。それでも怯む事は無い。タクシーではどうですか?と聞きながら時間ではない代金を聞いている。

おかみさんの表情が少しずつ変わる。親身になって来る。親父の真剣さに負けたのだろうか?そうではない。ああ言えばこう言う親父を早く引き上げさせないと仕事の邪魔になる。そう思ったのだろうか?そうでもない。その割には後から来る納経者を気にしていなかった。親父の方が頭を下げなら気を使う。親父の誠意が通じたのかタクシー会社に値段の交渉迄してくれる。結局車は手配出来なかったが礼を言って後にする。

Img_5328_2

この時午後2時半。札所の前に感じの良い遍路の宿がありここで泊まるかと考えるが流石に時間的に早い。どうしたものかと考えながら竹林寺から禅師峰寺、桂浜迄お世話になった大野さんに電話をする。「少し遠いけど来て頂けますか?」「良いですよ」ここ迄来るのに掛かる料金は?と思いながら聞いて見ると無用ですと言われる。

Img_5344

これは35番札所清滝寺からの眺望。時間は4時頃。ここ迄来れたのは大野さんのお陰でした。結局33番札所雪渓寺から34番種間寺はこの正面。田園の中にあるお寺さんを訪れる遍路姿も多くは無い。そこからこの海抜は400m。医王山中腹の道は厳しい。車でも道は狭く県外車は余程の運転テクニックを求められる。

種間寺からここ迄の距離は10キロ弱。ガイドブックでは歩き3時間とあるが歩いていたらどうだっただろう?ここには宿はない。ここから遠く下に見える街並は思い出深い街。ここで宿は取らずに山を越えて海辺に出る。大野さんのお陰でした。

Img_5347

Img_5348

Img_5349

Img_5351

Img_5352

このお寺さんは今日の宿の手前にある。この寺は空海に真言密教の教えを授けた中国の師恵果和尚の為に造られたと言われている。空海が唐から独鈷杵(どっこしょ)密教の法具を投げこの地に到達したと言われているが、そんな非科学的な事を信じるのも真言密教の教えだろう。それよりも空海はその思いをこの地で重ねたのだろう。その思いはこの境内を歩いていると分かる気がしていた。

Img_5364

改築された国民宿舎。でも3階間でのエレベーターはなくトイレも共用。インターネットもロビーにしかなかった。国民宿舎とは名前の意味を誤解されている。何で国民の名前を外さないのだろう?海が見える宿?遍路の宿?マイナスイオンが満喫出来る宿?料理がうまい宿?これからは何かひと味違う事が求められている。

この宿の公共バス、電車のアクセスは宿の車で送って貰うしか無い。送迎用のマイクロバスも無かった。外観はおしゃれだからカップルでリーズナブルな旅をするにはお勧めかもしれない。管理者の態度は横柄。親父ゴトキは完全に無視されていた。

 

 

|

« 今日は眼科の定期検診。視力は衰えていない。気力はどうだろう?勝負してみますか? | トップページ | スマートホン全盛?ガラケイ(従来の携帯)は衰退? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ナイスな休日を。親父は早く起きたけど5月病?それは無い。:

« 今日は眼科の定期検診。視力は衰えていない。気力はどうだろう?勝負してみますか? | トップページ | スマートホン全盛?ガラケイ(従来の携帯)は衰退? »