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2011年4月24日 (日)

おお友よ、このような音でなくもっと心地好い、歓びに満ちた歌を

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4月の時も終わり1週間もすると薫風の5月となる。
今年はまとまった休みになりそうで、念願の岐阜、富山の「桜の街道」が見れるかもしれない。本当に長い間夢に見たこの国の原風景は、経済大国の嵐の中でズタズタにされている。経済発展の名の下に豊かな国に歓びの思いを重ねたのは、幻想でしかなかった事を思い知る。これからの生き方は今迄の価値観を突き崩し、新たなる歓びの創造。ズービン、メータ指揮のベートーベン第九「合唱つき」を聞いて(見て)いる。

今日は全国統一地方選挙。この街でも先日迄市議会議員候補者がお願いを繰り返していたが、このスタイルもいい加減にしてもらいたい。否、そうではない。これからは自分達の代表を地方、国の議員に送らなければならないのだろう。

何時迄も既成の政党が自分達の利権の為に行う議会や国政は、そろそろ止めにしなければならない。その兆しが名古屋、大阪では出て来ているが先日行われた東京やその他の都市ではそう言う雰囲気にはなっていない。

3月11日の東日本大震災で都市と地方の在り方が問われても、この国の指導者にはその思いがずれている。会議をして総意をくみ上げる前に、今出来る事に優先順位をつけて被災者を救済する。それくらいの事が出来ない政府に今度の選挙でも、レッドカードが突きつけられる。

昔、今日の様に好き勝手な事を言ったり行動出来なかった時、お上の無慈悲、無能、無頓着な悪政に命を賭けて立ち向かい、そして弾圧された。今はこの国の多くの人は民主主義を口にしても己の生活を犠牲には出来ない。その唯一の保証された権利。

それが投票行為である事を忘れている。「誰に投票しても同じ」「誰に投票しても何も変わらない」「誰がやっても同じ」ひどいのは「お前がやってみろ」と。やれる訳が無いだろう。「だったら口先で批判するな」と。勘違いしている。何様のつもり。大した事も出来なくて。お門違いの所で不快な思いをしている。

人の思いもその程度の事と思いきやそうでも無い。長い間信じ込まされていた価値観、常識が実は大変な間違いであった事に気付かされる。少しでも賢い生き方をしていれば分かる普遍的な当たり前の事が当たり前でなくなっている。

一番驚かされる事は人の生き方。人はこれほどに無情な生き方が出来るのだろうか?日常の平和な生活が一瞬にしてたたき壊されても、慟哭の思いとひたすらに時が流れなんとか立ち上がろうとする気力、体力は自分にしかない。

頑張ろう日本。頑張ろう東日本と言う前に1日も早い生活の立て直しを国だけでなく、自分達の力で出来る復興計画、原発事故の復旧。それが求められている事を考えて下さい。この国の指導者はレッドカードを突きつけられても、」自分達でないと何かが出来ないと思っているのだろう。このままでは間違いなくこの国でも反政府運動が起きる。親父に出来る事。それは今日の選挙に行く事ぐらいだろう。

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投票行って来ました。ジッと観察した訳ではないが若者の投票率は今イチ。年寄りが口先の柔らかい言葉に吊られて散見される位でした。親父がどんなに喚いても何も変わらないと思いきや、見てってくれ今夜の開票で泣き笑いが出て来る。

その厳しい結果に若者達がどんなに素知らぬ顔をしても、親父以上の爺婆が介護とか生活保障と口にしても、個人同様行政にも政府にも金がない。被災地の復興の為に増税としか言えない前に国民の信を問え。信なくば立たず。それが先決だろう。

チューリップの花びらが完全に開放して美しさもない。親父の写真の撮り方も悪いがこれからの厳しい立ち直りの道を暗示している。暇に任せてテレビのチャンネルを変えているとこの国は本当に間抜けな事が良く分かる。デジタル放送に変わってもスポンサーが変わらないとテレビはオバカの暇つぶしにもならない。そのうち見向きもされなくなるだろう。親父はどうかな?もちょっと変身が求められている。

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久し振りにデカイ夕日を見る。夕日がほほ染める前に地面を染めている。

久し振りに用事もないのに梅田に出る。いいえ、本屋に出掛けて怒りの葡萄(下)を買いました。ターミナルの本屋はレジが行列で、横の検索サイドでは何かクレームをつけているおばはんの声がデカイ。

気持ちは分かるが叫べば良いとでも思っているのかな。親父も学習しなければならないが、横顔が余りにひどい。人から見られている事等、分かっていない。反対の立場に立つ事など考えた事は無いのだろう。お店の対応もお粗末。弁解より怒りを治めろ。皮肉な事に親父も「怒りの葡萄(下)」を手にしながらぶつぶつ言っていた。

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