多くの出会い そして思い出との決別
大井川鉄道 千頭から井川のトロッコ電車 天気が良くて南アルプスの山が見える。でもスイスの登山鉄道には負ける 何が?観光は景色だけではない。
日本一高い鉄橋?ホンマでしょうか?ホンマです。観光案内の車掌さん 話が巧い。
大井川には13のダムが出来ている。このダムも車窓から。でも川の流れは無惨。見る影も無い。自然との調和は本当に難しい。
井川ダムの後方 ダムの高さ100メートル 下を見下ろすだけで身震いがする
湖面は静か 人の思惑を無視 十和田湖の風景を思い出す しかしここは人造湖 水力発電が中部経済に及ぼした効果を、知る由もない。この湖面を初めて見たのは16年前、次に見た時は1人になっていた。あれから多くの歳月が流れたが、景色は何一つ変わってはいない。
再び観る事は無いだろう井川の湖面 今日は風が強くて対岸の渡る船も欠航 湖面は穏やかでも、吹き渡る風は晩秋の時を告げていた。画像上の樹も何故か白いペンキ色をしていた。
綺麗な紅葉も見納め 次に眺めるのは何処の紅葉だろう ここに来る事はまず無い。
鉄橋を渡る列車の影が紅葉の谷に写っている。これはセンスが無いと撮れない?イエイエ偶然です。でも傑作です。大井川鉄道写真コンテストに上位入選間違い無し。(アホではなくヤッホウかな?)うまい 座布団持って行きなはれ。
画面中央 湖面から少し上に見えるのがダムが出来る前の鉄路
上の駅と同じ温泉 若返りの湯 こんなひなびた温泉も良いかも?若返りは親父にはまだ早いかも?いえいえそうでは在りません 心は若くても姿形は親父です。
その事を痛感したのはこの吊り橋を渡れなかった事。少し渡りかけて引き返す。初めて渡ったのは25年前? あの当時住んでいた近くの山本ちゃんが尻込みした気持ちが良く分かる。あのとき尻を叩いて渡らせた親父の腰が引けていた。あれから25年次に渡る事は有るのだろうか?それは無い。苦笑しながら断言していた。
吊り橋を渡らず左の景色を撮り引き返す 情けない ホントそう思ったけれど1人ではシャレにもならない。そう思いながら苦笑していた。
対岸の景色 広い川幅のホンの一部を水は流れていた これは昔のまま でも本当の大井川の流れはこんな物ではない。箱根八里は馬でも越すが越すに越されぬ大井川と歌われたのは江戸時代。その流れはダムが出来る迄続いていた。
再びトロッコ電車 画像ではよく見えないがこの区間傾斜がきつくてアプト式電車が後を押している。
これがその機関車 よく見えないが2本のレールの間に歯車のレールが有り、それを電車の歯車が噛み合いながら進む スイスの登山鉄道にも有り。勾配がきつい鉄道で使用される。
SLは小型 デコイチの力強さはない 予想していた程の迫力は無い
こうして親父の大井川鉄道の旅は終わりました。天気に恵まれて大井川鉄道の旅はそれなりに満足でした。それでもどこに行っても人人人でうんざり。本当の旅は冬の寒さがなければいけないのかもしれない。そんな贅沢な事を考えていました。
親父の旅はこれからも続きます。いろんな出会いと色んな事が経験出来ましたが、家族で遊んだ日々が未だに鮮明で、記憶の中に生きている事が驚きでした。今回未公開の天竜浜名湖鉄道と浜松の画像は又、日を改めて。帰りの新幹線が早く感じられたのは、高砂の青年との話が弾んだからだけでは無かったかも。そんな出会いの多い旅でした。
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