久しぶりのバス 久しぶりの停留所 靴のお店は遠かった
最寄駅のホームから見える景色。一番上の右から2番目の小窓の中に展望台が見える。山の頂上近く少し白く見える。(眼が悪いと見えない)。親父の視力は1.0と1.2 歳の割には遠くも近くも良く見える。(本とパソコンは流石に老眼が要るけれど トホホ)。イヤイヤ御立派。
一駅で降りて8年前に利用していたバス停迄歩く。懐かしい商店街。しかし、道路の片側は違法駐車とチャリが所々で占有している。行政の取り締まりもなかなか難しい。マナーの問題。最近、公共の場での人への思いやりが無い人とわが物顔の輩が少なくない。
若い頃はそんな奴にも負けなかったが、歳を重ねると体の衰えを否定できない。皆、人の事は、かまけては居られない。それ故に掛る火の粉を自分で跳ねのける、不屈の闘志と肉体を幾つになっても求められる。アー、ユー、レディ? (親父さん、いい歳をして、止めて下さい。もう、昔の様な元気は無いのですから)。
靴屋は遠かった。それでもこのお店に来たのはこの前買った靴が安くて、スイスまで行けたから。(結局3カ月で駄目になったけれど)親父のメタボな体を支えるには余程の靴で無いと無理なのかも。お店で雑誌で見た靴は無かったけれど、この前対応して呉れた青年が親父の無理難題をクリヤーして呉れる。これで明日からの歩きが楽しみ。如何かな?
帰りは来た道を戻らずバスで地下鉄御堂筋線の終点の駅に出る。この道も懐かしい路。大阪に来て2番目に仕事をした道。大阪北部から中心部に出る幹線道路。今でも毎朝夕の渋滞は変わらない。都市の交通渋滞は一時に限られた道に車が集中するから。
短い期間(3月)だったが貴重な体験を今でも大事にしている。冗談でなく良く死ななかったと思う。岐阜の揖斐川、芦屋と宝塚、高知の窪川と広川、島根の木次、兵庫の温泉町、最後は福井の敦賀(北陸トンネルの上)。秋から厳冬の時。喜びと哀しみが交錯していた。
土方仕事という割に親父は力仕事にへこたれる事は無かった。仮設のモノレールの仕事も所詮、地方の道路工事の減少と共に先細りとなる。あれから10年。地方の道路網は着々と整備されてはいるが、高知窪川の先は如何なっているのだろう?
四国はどんな所か?大河ドラマで坂本竜馬ブームでも高知の町や村は「限界集落」の荒波に揉まれている。この現実は皮肉な事に中央官庁の街おこし、村おこしの指導に従った町や村ほど寂れたと言う。そうして今では過疎、高齢化の波が厳しく押し寄せている。
四国だけの話では無い。全国各地の村や町が哀れな状態になっても、地方交付税、地方活性化対策、農水産林業の補助、多くの税金を餌にしながら食い物にされている。誰に?中央の官僚?でも本当の責任は地方に在るのかもしれない。
大阪駅西口(今は桜島出口) 何で大阪駅の西出口が鹿児島の桜島なのかよと思っていると此処にも何故か桜島線がある?ユニバーサルスタジオジャパン それでかよ。紛らわしい。一番高かったマルビルも両脇のビルに挟まれて影が薄い。本屋は右のデカイビルの中にある。今迄はこの先の桜橋の毎日新聞社屋跡地のビルまで歩いていた。
今日は何故かrich(リッチ)になったみたい。このビルの中に高級ホテルがある。(まあ高級と言っても様々だよね) ジーパンやおしり丸出しのスカートでも入れるし。レ・ミゼラブルの2巻は自分では探さず。担当者が検索サイトで探して持って来る。便利や。さあ挑戦と思いきや1巻のラストの繋がりが無く、ワーテルローの戦いから始まる。ビクトル・ユゴーさん 分かり易く面白く頼みますよ。それでも何とか挑戦します。
本屋さんからの帰りは何も考えず地下街を歩く。今日は土曜日。人波に歩調を乱される事は無い。難儀なのはアイスクリームを食ったり、手をつないでノッタリと歩く馬鹿。昔ならヤクザさんに叩かれていた。今は強面のお兄さんが本当に少なくなって、普通の人が普通で無くなる。なんかおかしくない?(おかしくありません。これが普通。)さよか。反対を向いて舌を出している。(親父さん、気をつけて下さい。余計な事を入ったら駄目ですよ。) 言うもんね。コラ
お気に入りのカレーのお店は空いていた。入り口近くのカウンター席。(このお店は全てカウンター) 少し奥に入り掛けて止める。「どうぞ」と言われたし。食うのも早いし。カレーが出て来るのも早いし。出てきたらピクルスを上に掛けて、一気に食うのみ。はやー。
コーヒーのお店は混んでいた。親父の指定席(カウンターか入口)。おや、カレーのお店とは違うのですね。そうこのお店のコーヒーは違う。コーヒー焙煎士が居るもんね。なんですかその人?美味しいコーヒーをいれてくれる人。女性。コラコラお・や・じ。コーヒーが出て来るまで少し時間が掛る。その間、好きな本が読める。それが良い。ところが今日は隣の親父、靴を脱いで親指を手で弄んでいた。何時もなら睨みつける処、一瞥(いちべつ)しただけで視線を活字に戻す。(さすが)でも内心不快。コーヒーが来たらさり気無く口にして、席を立つ。
帰りのお土産は551の豚まん2個と栗おこわのおにぎり。駅のホームは少し歩いたので汗ばむ。換気扇の吹き出しが涼しくにじんだ額の汗が引いてゆく。ふと隣を見ると若い女性が同じ顔をしている。電車の中は始発。当然座る。ワーテルローの戦いはナポレオンの負け。この事とジャンバルジャンの話はどう繋がるのだろう?
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