暑さが半端ではない 昨日の蝶々は頑張ったけれどダウン カマキリは元気
今朝は日中の暑さが嘘の様に秋の気配。
昨日、この溝でダウンしていた蝶々も居ない。夜の涼しい間に何処か飛んでいったんかな?そう思うと一安心。
処がそうでは無かった。溝からは飛び出していたが昨日の暑さでやられていたのだろう?体操が済んで事務所に戻る時、広場のコンクリートの上で車に羽根を擦られてパタパタしていた。
羽根をつまんで涼しい草むらに移動する。この時はまだ元気を取り戻せそうだった。
涼しい草むらでゆっくり休めば元気になるよ、そう思っていた。しかし、草に朝露も無い。心モチ右の羽が痛んでいる。でもそれは昨日もそうだったから。そう思っていた。
暫くして水を振り掛けてやる。小さな口と細い手を顔の前でかき廻していた。よほど嬉しかったのだろうか?それとも余計な事をするなと怒っていたのだろうか?
それが最後だった。
次に水を持って行った時は、既に元気が無かった。
人間でも熱中症でくたばるのだから、出て来る時が少し早かったのだろう?
昨日の帰り、手を差し伸べてここに連れて来たやればと思って見た処で後の祭り。
犬や猫ではあるまいし、口を付けて水を飲む元気は無かったのだろう。そう思うと哀れでもあった。
でもこうして見ると大往生かもしれない。
身動きしなくなった羽根をつまんで、大きな植え込みの上に置いて上から枯れ葉を掛けてやる。この植え木の上は大きなクスノキが枝葉を広げて涼しい。蟻に引かれる心配も無い。そう呟きながら枯れ葉を掛けてやる。
ゆっくりお休み。そう思っていると元気な蝶が急降下して顔をかすめる。余計な事をするなと言っているのだろうか?親父にはありがとうの気持が感じられる。
なんか暑い日差しの中で心は爽やかだった。勝手な思い込み。それでも良い。同じ季節を生きた。あさみ ちゆきの黄昏シネマの一節が聞こえていた。
親父さん、止めて下さい。いくら暑いからと言って水を頭から掛けないで下さい。カマキリの霧子が身をよじらしながら怒っている。見えます?見えない。ではアングルを変えて。
これでも分からん。そうでしょう。今日はポーズを取る余裕も無いし。では最後に横から。
ホラほらこれならいくらなんでも分かるでしょう。背中のしぶきも良く見て下さい。そう言いながら水浴びの感触はまんざらでも無い顔をしている。この前見せてくれた、背中の長さが無い。身軽になったのだろうか?それでも今日はこれでお終い。霧子も産卵が済んだら密やかに土に帰るのだろうか?
ツツジの植え込みも親父の打ち水ですっかり息を吹き返している。カマキリの霧子は何時の間にか植え込みの中に潜っている。そうではありません。ツツジの↑↑。親父さん。しっかりして下さいよ。まだまだボケないで下さいよ。霧子に言われている。暫くは暑い。北海道の様なスコールも暫くは期待出来そうも無い。明日も暑そう。でも涼風の時もそう遠くは無い。
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