早いもので先週の今日はスイス最後の夜でした
今日は君からのメデアが来たので今迄にない感動の記録(親父がビビった所)の公開です。
この高低差は左程感じられないがこのゴンドラの終点の裏からマッターホルンがまじかに見える。この高さが3883メートル。親父が動けなくなるのも当然。しかし、他の人は本当に動き回っていたから信じられない。テラスの外は銀世界。サングラス無しでは眼が痛い。
親父は見ていないマッターホルン。食堂でコーヒーだけを飲みながら机に突っ伏していた。
こんな高い処でスキーをする気分は分からない。命懸けかと思いきやそうでもない。コースは整備されているが親父の様なおっさんにはとても無理。とても出来ない。
親父はガラス張りの中から見ているだけでした。それも長くは続かず息苦しくなる。
おいおい落ちたらどうすんんや?安全なリフトの中で喚いていた。氷河が見える。
こんな階段。何の為に在るの?すごいね。このサービス精神。親父には無用の長物。
こんな所で落ちたらどないすんのや?それよりもこんな所に立てない。
ヨーロッパで一番高い展望台。凄い。でも見ていない。スミマセン。
展望台は書面の尖がり帽子の上。ここから見上げた時、其処だと分かっていたら行けなかっただろう。この区間はゴンドラで最後の絶壁をいとも簡単にせり上がる。今思い出しても怖い。あの時、下は見ず丁度大阪の叔父さんに話しかけられていた。「さすがスイス、景色が凄い。日本では見られない」合図ちを打ちながら親父の顔は引きつっていた。
このゴンドラです。落ちる心配はないが高さが良く分かる。信じられない事に落ち着きの無いのは親父位で皆平気な顔をして歩き廻る。その度にゴンドラは揺れ親父は内壁にしがみついていた。昔、子供達が小さい頃、余裕綽々(しゃくしゃく)で北アルプス西穂のゴンドラに乗っていたのは何だったのだろう。(いやー比べ物にならない。スケールが違う。)
親父、腰が落ちている。君の笑い声に返す言葉も無く腰かけているだけだった。この親父が下に降りると態度が変わる。こうして見ると本当に親父です。情けない。
このロープウエイ。高さが半端では無かった。それでもこれで6人乗り。これは麓に近い。この近くの中継所で食事をする。コンソメのスープが何とも言えない塩味。美味いかと聞かれてニンマリとしていた。その時の写真は無い。
食事をしながら山を見上げていると時の経つのを忘れていた。
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