コーヒー党の親父がにんまり やったね、シュルツ
親父のコーヒー好きは何時頃からだろうか?大阪に出て来る前はそれ程でも無かった気がする。貧乏でも何不自由ない生活をしていた高校時代、喫茶店に入る訳も無くインスタントコーヒーを手にしたのは自分で給料を手にするようになってからだった。18の今頃。
ネスカフェゴールドブレンドを手に入れた時などニンマリとしていた。当時の給料が15000円。手取りは12500円前後だった気がする。寮費に3000円位取られて生活費は9500円位だったろう。今の価値ではどれ位だろう。新人の頃は営業の仕事。給料前は何時もピンチだった。それでも昼の食事はお店の食堂。食後の楽しみはコーヒーだった。
親父の得意先の中にコーヒー製造卸販売のお店があったが今は潰れて無い。兄弟で商売敵の片方が親父の得意先だった。コーヒー豆を貰う事は無かったが商品にケチを付けられる事も無く可愛がって貰った。今頃、如何しているだろう。あの優しかったお姉さん。
その後、工場に入りコーヒーとの繋がりはお店で飲む一杯のコーヒーだった。当時300円のコーヒーは今では4~5千円。御酒を飲まない親父の何よりの贅沢だったのだろう。それでも当時そんな感覚は無かった。青臭い事を言いながら生きる糧を探していた。
結婚してからはインスタントコーヒー。それで充分だった。その素地は独身の頃から出来ていたのだろう。そんなにコーヒーばかり飲んでいたら内臓が真っ黒くなるとか言われた事も在るが、今は如何なのだろう。切って見無くても分かる。そんなの関係無い。
それでもこの歳になると流石にインスタントは口にしなくなった。何故だろう。何故か缶コーヒーで済ませている。それでも一度不味いと思ったら2度と口にしない。それだけは徹底している。喫茶店のコーヒーも同じ。たかがコーヒー、されどコーヒーだろう。
そのコーヒーに新たにスターバックスのインスタントが出る。正直、味は半信半疑だったが予想以上に味は濃い。ブラックでは余程のコーヒー通で無いと苦いかもしれない。UCCコーヒーの様にミルクと砂糖が要るかもしれない。それでもスターバックスのCEOハワード・シュルツが言う様にこれならヒットするかもしれない。
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