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2010年3月22日 (月)

40年振り?の甲子園 連休も終わりこれから開花が進む

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連休最終日 目的地の帰りに阪神甲子園駅で下車、42年振り位の思いがけない訪問。親父が最初に見た阪神ー巨人のナイターからはもっと多くの年が流れている。あの頃は今より貧しく今より厳しい日々であったが、初めてのあこがれの甲子園に眼を輝かしていた。

今は如何だろう?あの時から3倍の歳月を重ねて手にしている物は喜びでも哀しみでも無い。多くの思いが重なり感慨無量ではなく淡淡としていた。何も感じない訳ではなく何故か久しぶりに見る球場は外野席が眼の前にあった。こんなに小さかったかな。その思いを噛みしめる間もなく飄々(ひょうひょう)としてグランドを眺めていた。

Img_1467 今日は何故か明石の先を目指す。今考えて見ると司馬遼太郎の屋形(記念館)で見た菜の花の景色を瀬戸の海に重ねていたのだろう。

それならばもっと先の岡山位まで足を延ばせば良かった物を、何故か中途半端に下車。しかし、此処まで大阪十三から直行。乗り換えは在ったけど。

Img_1468 此処で乗り換え。この地点で網干を目出す。若い頃、営業の仕事で先輩と一緒した鉄鋼メーカーの近くまで行きたかったのだろう。

しかし、その目的は達成できず。事前調査もせずに行き当りばったりでは、時の流れが記憶を消している。

それでもこの辺りまでは何とか行く気でした。

Img_1469 終点到着。しかし感じが違う。先輩と来た時は此処からタクシーに乗ったのか?駅前で客待ちの運転手に聞くまでも無く、引き返す事を考えていた。来た電車には間に合わなかったが次の電車は10分後。近くのコンビニで弁当を買う。

客は少なく入店しただけで一瞥(いちべつ)される。目線を合わすな。声を出せ。出していました。商品棚の品数も多くない。それでも迷う事は無かった。

Img_1470 吹きっ晒しのホームでコンビニで温めて貰った竜田揚げ弁当食ったら眠くなる。それでも明石の乗り換え迄は辛抱する。

この海は明石の海。四国連絡橋は過ぎている。須磨海岸も春の景色になっている。「春の海、終日(ひねもす)のたり のたりかな」。蕪村

車窓からの風景にしてはGoodです。

Img_1471 此処が須磨公園。少しピンボケ。この時は少し慌てていたのだろう。まあ、こんなもんです。

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阪神の懐かしいツートンカラー。このボデーカラーは親父が18の時に見た急行の色。この電車は甲子園で乗車したので阪神電車。親父が網干で乗車したのは山陽電車。今は神戸の街中が地下で結ばれ阪神、阪急、山陽の三電鉄が相互乗り入れ。それでも終点までは阪神と山陽だけ。阪急は無い。

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此処は阪神電鉄の改札出口。この先の階段を上がると梅田の地下街。地下鉄、阪急への連絡通路。此処で写真を取っていると体を押される。こんな処で写真を取っている親父が邪魔だが、まともに押されると親父から怒鳴られる。男性は謝るが女性には無視される。

両端にエスカレーターは着いたが、階段を上がる人の後ろ姿は親父が20の頃と何も変っていない。これからこの景色が変わらない保証は何も無いが、10年先は分からない。それ程にこの階段も年を重ねている。

Img_1488 これが階段を上がり、後ろを振り返った景色。これは間違いなく変わるだろう。阪神百貨店のこの地下への降り口も本当に変わっていない。それでも建て替えの時が迫っている。

スクラッピング&ビルディング。次にお見せする写真は正にその現代進行形です。気になる事はこの景色の中は多くの人が通勤と買い物で行来(いきき)している事です。

万一の時、大丈夫なのでしょうか?

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この時間帯は夕方の4時過ぎ。祭日だから通勤客は無いけれど平日の通勤帯は? 一方通行でしょう。この通路は仮設。この上と左側は今工事中。これで雑踏警備の重要度が分かる。最後に完成した地下街の入口をお見せする。

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この出口(地下鉄、商店街)は何度も変わる。親父が18の時上り下りした急な階段は今は無い。あの時、阪急のターミナルはデパートの中まで乗り入れていた。今、大阪のキタは阪急、JRと工事中。完成の暁は(あかつきは)どんな人の流れに変わるのだろう。

関西の地盤沈下が叫ばれて久しい。それでも関西は商いの街でしょう?吉本のお笑いとタグマッチを組んだかの地方自治?本当の関西の再生は民間活力だと思うが、関西のおばちゃんだけでなくおっちゃんも頑張らなければあきまへんで・・・。この正面の文字がその事を暗示している。

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