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2010年2月12日 (金)

花金 そんな時も合ったかな?何時の事だろう?long、long、ago?

最近あまり聞かないが花の金曜日。親父もこの歳になると飲みに行く事も無く、お馬鹿な仲間と肩組み合って闊歩(かっぽ)する事も無い。寂しくないかと言われてもこんな生活にも慣れて久しい。しかし、良く考えて見るとこんな安穏な日々は久しく無かった事かも知れない。

何時も肩を怒らせ眼を充血させながら、何かを追い求めて居た気がする。ライオンの様に確実に獲物を仕留めるでもなく、チルチルミチルの青い鳥の様に何かを求めてさ迷い歩いて居た。何の為に、何の目的を探していたのだろう。自分に足りなかった物。それは己を知る事だったのだろう。この歳になるとその事が良く分かる。だから平穏なのだろうか?

そうではない。人間の盛りをとうに超え老い先を考えた時、身の丈を知っただけかもしれない。それって諦め。そうではない。今、自分に出来る事をやれば良いと感じたのだろう。花金は無くなったけれど、こうして好きなジャズを思い切り楽しめばそれに優る事は無い。

お気に入りのカセットから流れるジャズ、ストーリー。伊予かんをふさのまま頬張りながら無心に食っている。他に何かを求めるとしたら香りの良いコーヒーかもしれない。この無精者。家でコーヒーを入れる事も本当に少なくなる。

さあ、これからが本題。数日前のブログで健康保険料の事を書いた。今、医師不足の事は問題にされても医療の本質を語られる事は少ない。大体、医療とは何だろう?辞書を引く。医療とは医術、医薬で病気、怪我を治す事とある。治療、療養、それだけか?違うだろう。

殆どの人は健康である。それ故に日々、病を意識する事は少ない。意識すれば予防の気持も湧くが殆どの人にそれが無い。親父もそうだった。否、未だにそうかもしれない。体に変調が起きれば医者に行く。そうして殆どの人が元気になる。しかし、手遅れ、原因不明も少なくない。その事を多くの人は知らない。

その事を忘れたらアカン。その事を知らない人が多いから病人が減らない。医療を生業とする人は兎も角(ともかく)、医療費を減らす事をしなければ長生きは出来ない。出来たとしても医療器具、医療薬の助けが無ければ駄目だろう。

この国は医療費が全額負担の人は原則少ない。誰もが何らかの保険に加入していたからである。(過去形になる)処がその保険制度が壊れている。景気の低迷と共に失業者が増え組合健保(企業別、業種別健康保険)から抜けた人が無保険者になっている。保険が在れば医療費の個人負担が3割。無ければ全額。そうなると医者にも掛かれない。

今、社会的問題となっているセイフテーネットワーク。貧すれば貪すとは正にこの事だろう。仕事が無くなれば保険も無くなる。(国民健保が有るだろう?)有るんです。それも最低保険料13000円。それが払えなければ保険は無い。生活保護?それしか無くなる。そしてそんな人が多くなっている。どうすればいいのだろう?その事が問われている。

自営業者が加入している保険は国民健保。これもひどい。保険料が高すぎて払えなくなる。仕事が減り稼ぎが減ってもすぐに保険料は減らない。保険料は1年前の収入で決まる。一年前の仕事が出来たら苦労は無いと思っても容赦は無い。

当然の事だが国民健保の保険滞納者は多くなっている。加入者の三分の一が滞納している市町村が少なくない。そう国民健保は市町村で管理している。保険料も違う。おかしいでしょう。しかし、その実態はほとんど見えて来ない。

それだけでは無い。診療報酬の請求と無駄の見直しが進まない。理由は医師会の反対。これだけコンピュターが進歩してこれだけ診療報酬の事務が進まないのは関係者に責任が無いと誰に言えるだろう。親父が医者と行政を信用しないのは強ち(あながち)間違いでもあるまい。

その親父が近くの内科医院に血圧を下げる薬を貰いに行く。当然医者は診断。薬は薬局。薬は一回2錠。朝食後。心臓の収縮をゆっくりさせる?血管や心筋を収縮カルシウムの動きを抑える?今回は28日分。診断の結果は良好。それでもまだ高い。

これからは医療費の保険だけでなく健康管理が各自の意識に求められる。そう言う生き方をしなければ満足の行く生き方が出来ない。酒は飲まない。(飲めるけど)煙草は吸わない。後、メタボな体質を変えれたら20年は生きられるかも。問題は如何生きるかだけど・・・

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