小春日和(Indian、summer) 木枯らしの時は何時?
花吹雪ならぬ銀杏の乱舞の時は今年は無いかも?それでも銀杏にはゆっくり歓喜の時を噛みしめているのかも。ハラハラと一枚、一枚と少しずつ黄色のカードを撒いていた。
見上げると首が痛い。紺碧の空に圧倒される銀杏の大木。親父が生まれるどれ位前からこの営みを繰り返しているのだろう。何も答えず何も語らず。それでも愛おしいのは何故だろう
そりゃお宮さん、生きた歳月の差かも。今日日若いもんが肩で風切って生きているけれど、いずれ老いぼれる。それまで生きれなくても挫折の時は必ず来る。風雪に耐え人の思いを踏み越えて生きていたら、何時かはわしの生き方も分かるだろう。その時まで胸を張れ。
今年はこれで見納め。又、来年、若葉の時お会いしましょう。それまでお元気で。アンタもナ
帰りに今年の春に出会った桜の老木と再会する。しっかり紅葉していたが来年の桜は如何だろう?そんな感じがした。それでもこのアスファルトの道の角で生きているパワーは如何だろう?もうしんどいですわ、そんな言葉を樹は語りかけて呉れたが、どっこい生きていた。
今日多くの事が語られているが良く耳を澄ませば本当の事が見えて来る。本当の事、真実は口で語られる事ではない。自分の心の中で大きく伸びる銀杏の様に何も言葉で無くて良い。本当に大切な物は自分でそっと抱き締めていれば良い。その事をこの老木も教えている
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