寒さも一段落 風邪は引いても熱、出すな
今朝は仕事に出かける時、冬のコートを引きだした。まだ早いかと思いきや、そうでもなかった。流石に通勤客のサラリーマンとウーマンはコートは着ていなかった。親父は電車が逆方向だしジャンバー通勤だから関係無い。それ位寒い朝だった。風邪は大丈夫?マリアも例外では無かった。急に寒くなると体調の管理が難しいが、さすがの親父も疲れ気味。
それでも今月の仕事稼働日は10日。疲れなんて言ってられない。この歳になっても晴耕雨読の日々を夢に見て、目標の実現までパンツ一丁で頑張らなければいけない。これは親父だけの話では無い。これからの日本。厳しく世知辛い。人の事など顧みる余裕も無く己の為に身を粉にして働くしかないのだろう。
しかし、親父は最近になってようやく自分の行き末が見えてきた気がする。20年前、45の時は見えなかったが20年先85の未来は手に取るように見える。何故だろう?あの時、そんな生き方をしていたら今の惨めな自分は無いと思うけど、その代償は充分手に出来るのかもしれない。
これからの10年。ハッピーな生き方が出来る人は限られている。どんなに今が恵まれていたとしても(そんな人はほとんど居ないが)それが続く保証は何もない。禍福はあざなえる縄の如しと言われても分からない。今日日(きょうび)縄(なわ)を見る事も無いがこれは中国の格言。災い転じて福と為す。長い永い苦難のの道も考えて見れば甘んじて歩いた道かもしれない。
今、お金も仕事も生活も先が見えず多くの人が苦渋の選択を迫られている。でもこんな日常でも何不自由もなくお間抜けな生活をしている人もいる。難しい事を言えば(言うな)これからはデフレの社会が続く。(デフレって何や?日本語で言え)。物が安い。高い物が売れない。お金の無い人が増える?(何でや)。会社の利益が出にくくなり会社はコスト削減に努める。
ふーん。それで?それで働く人の収入は抑えられ削られる。収入が減れば支出も減る。安物しか買えない。安物も不要不急な物は売れない。この傾向はこの国だけでなくアメリカも中国も例外では無いのに、この国の政局と経済が問題を加速する。分からん?だろう。
お間抜けなテレビは安売りのスーパーとかお店を嬉々として消費者の味方とかもてはやしても、そうではない事をも少し考えないとアンタもその苛酷な競争の渦に巻き込まれる。安売りは銭失い?安物しか買えない貧乏人にならないとその事は実感出来ないかもしれない。
今夜、8時前、久しぶりにお気に入りのジャズ、フェステバルを聞きながら寝ていた。折りたたみのこのベットは背筋を伸ばすと本当に気持ちまで伸びる。アンタも嘆いてばかり居ないで10年先の自分を想像すると明日の生き方が見えて来る。
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