小春日和(こはるびより)
今日はお休み。雲も風もない快晴。こんな日は本当に太陽の贈り物に感謝する。人間は醜い生き物で何かを犠牲にしながら生きて来た。何時の間にか経済優先、経済発展の為なら環境破壊もやむなしと平然な顔をして言っている。そうではないだろうと思いながら経済発展の為に人間が何をしてきたか考えて見ると頭を垂れざるを得ない。今その事が問われている。
何もそんなに大上段に構える事もない。この国の経済発展の歴史を見ても人の命を軽視し、環境の保全を蔑ろ(ないがしろ)にした企業の行く末は実に哀れである。この国の経済を支えた多くの企業の栄枯盛衰を見れば、その事を学ぶ知恵が必要かもしれない。
しかし、言うは易し行うは難し。誰も無難な道を選ぶ。好き好んで火中の栗を拾う馬鹿はいないだろう。どんなに立派の事を言っても自分の生活、自分の好き嫌い、自分の利害を超える事は無い。今、日本航空の経営が問題なっているが何を今更とせせら笑う輩も少なくない。
会社を食い物にしても会社の為に献身的に働きもせず、自分の事しか考えられ無くてもそれが正道と信じている。この国の経済が世界でナンバーワンと言われた時はそんなに昔の話では無い。その同じ経済がダッチロールを繰り返せば後はどうなるのか?暗澹たる(あんたんたる)思いに突き動かされる。
それでも案じる事は無い。その事は今日の様な天気に表れている。小春日和。嵐も在れば風も吹く。女の道よ、何故険し。そんな歌があったが今は女の道だけではなく男の道も同じかもしれない。ニュースはアナウンサー、コメンテーターが伝える物は氷山に一角。それ以上に多くの人の嘆きと哀しみ、歓喜と喜び、感謝の思いがある事を知らなければならない。
小春日和。この言葉も信じられない事に知らない事を疑問に感じないお馬鹿も少なくない。親父は流石に言葉は知ってはいたが意味を勘違いしていた。だから偉そうなことは言えない。小春日和。春の暖かく穏やかな日と言葉のイメージで考えていたがこれは間違い。
晩秋から初冬にかけて移動性高気圧におおわれた時の穏やかに暖かい天気の事。小春とは陰暦(中国の旧暦)10月。現代の太陽暦で11月。この頃の陽気が春に似ている為、こう呼ばれている。小春は俳句で冬の季語とか。知ったかぶりはアカン。(パソコンの用語辞典)
この言葉も英語では少し意味が違う。小春日和を和英辞書で引くとIndian、summerとある。なんでインディアン、サマーなの?これでは意味が違わない?晩年の穏やかで幸福の日々。この意味の英語は? 晩年 in one’s last year 穏やか moderete ?
明日は雨で来週は一気に寒くなる。2日の日。静岡掛川の空っ風はどうだろう?未だ寒太郎には早いけどどんな寒さで親父を迎えてくれるのかな。二度と足を踏み入れる事も無いと思っていた地方の街を知る人も少ない。それでも商店街は寂れても(さびれても)人の生活は豊かに違いない。地方の整備が遅れているとか言われるが、この街にデカイサッカー場が税金で建てられていることを知る人は少ない。
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