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2009年8月21日 (金)

小泉改革の終焉 小沢改革に求められる物

P1000110_2 4年前の改革の嵐は一体何だったのか?小泉の問いかけた事は郵政民営化だったが、国民の求めた事はそれだけでは無かった。利権、コネ、不正の排除。民で出来る事は民でやる。

親父はあの時、都会の小泉フィーバーに失望した。都会で暮らす事、仕事をする事、生活をする事はそんなもんでは無いだろう、そう思っていた。

あの時の思いは間違っていなかった。その事は無条件の支持を受けた筈の、小泉改革が後退どころか、方向転換をした時から、風向きが変わる。

小泉の後を受けた安倍の体たらく、福田の誤算、そして解散をするしかなかった麻生。解散の時期は結果論ではなく、去年の暮れがリミットだった

あの時の判断ミスは、一体何だったのだろう?千歳一遇のチャンスと入れ知恵した側近は、今度の選挙で落選する?それだけでなく、選挙結果は結党の危機だろう。存在さえ問われる。4年前の大勝の倍返しと言うには、あまりに無残としか言えない。奢れる者久しからずの格言を忘れてはならない。

このゴムの樹ですら、軌道修正をしている。この枝は今迄紹介した物とは違う。このまま左に伸びたら摘み取られると思ったのか?それは無いだろう。しかし、無意識の方向転換だろうか?赤い部分は花では無い。葉っぱ。この表面がタケノコの皮の様に開けば、それが葉となる。両側に見える堅い緑色の葉になった時、次の成長が始まる。それが定め。政治の世界でも日々の生活でも同じだろう。それを見失ったとき役目は終わる。

この親父のつぶやきは国民の審判が終わってから見直して貰いたい。親父が言うほどの大きな変革は無いというコメンテーターとマスコミの予想が多い。しかし、御同輩、予想の反対は嘘よ(うそよ)。お分かりか。政権交代のインパクトは大きいが小泉と同じ轍を小沢が踏まないとは誰も言えない。問題は小泉の教訓が生かせるかだろう。

生かせないだろうな。なんかそんな気がする。政権交代のマニュフェストに厳しさが無い。美味しい言葉が並ぶ。子育て支援、農家の所得保障、バラマキでないと言うには余りに大盤振る舞いだろう。それでも圧倒的な支持を受けるのは政権の政策が、余りに悪かったからなのか?景気対策にどれだけの税金と借金を重ねても、支持されないのは何故だろう?

答えは簡潔明瞭。上に立つ人の見識と指導力。それが無ければ何をやっても駄目。今、テレビの音量をゼロにしてジャズを聴いている。これは良い。各党の党首に古館がインタビューしているが音を聞くまでも無い。政府が仕事を造る?郵政民営化の見直し?道路財源の確保?革命か継続か?誰もそんな事は考えていない。

何はともあれ、選挙に行こう。そして大きな期待をするな。期待が大きいと必ず失望する。仕事帰りのサラリーマンがいみじくも言っていた。宣伝文句に惑わされるな。この4年間の時の反省が無ければ次に進んではいけない。出来もしない事に期待せず自分は何をすべきか、その事が問われている。尤もらしく多くを語るな。淡淡と清き1票。それで良い。

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