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2009年7月17日 (金)

カチカチ山の教訓?親父もよく知らなかった

先日のブログに書いたカチカチ山の教訓。調べてみました。

日本昔話。(今は語り継がれていないけど、童話の中に人の生き方を教えている)

昔、あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。(昔話はこの語り口で始まる)

(あるところってどんな所?…何処にもある処)・・・・ふぅーん。

おじいさんとおばあさんが一生懸命に畑仕事をしていると、悪いタヌキが邪魔をする。

困ったおじいさんとおばあさんは知恵を働かせて、タヌキを捕まえ夕食の汁に入れようと考える。タヌキもそれはさせじとおじいさんが用事をしている空きに、おばあさんに嘘をつく。

(心を入れ替えてお役にたちますから、私の縄を解いて下さい。) おばあさんはすっかり信用して騙される。タヌキはおばあさんを自分の身代りにしておじいさんにタヌキ汁をごちそうする。……残酷。昔話も結構怖い。いくらなんでもタヌキとおばあさんでは肉質が違わない?

タヌキの汁と思って美味しく食べたのが、おばあさんだったおじいさん。どんなに嘆き悲しんだだろう。そんな時仇討を考えて呉れたのが親しくしていたウサギだった。(何で?なんでも)

ウサギはおじいさんを騙したタヌキを山から呼び出す。(しば刈り、薪刈りでお金儲けが出来る)。タヌキはすっかり信用して背中に背負いきれない程のしばを手にして引き上げる。

その時、後ろでカチカチと火起こしの音がする。さすがに不安に成りウサギに見てもらう。

ウサギもさる者。すましてこの山がカチカチ山。山が鳴っているのでしょう。騙されたタヌキの背中はウサギから火を付けられ、大やけどをする

大やけどのタヌキもウサギの罠(わな)とは知らず、見舞いに来たウサギに更に騙される。

やけどに効く薬と言われトウガラシの塗り薬を塗る。…このあたり因幡の白ウサギにもあり。

知らないでしょう。因幡の白ウサギ。皮を剥がれて丸裸。

話は火傷(やけど)では終わらない。働き者のおばあさんを自分の身代りにし、おじいさんを嘆きの底に叩き落としたタヌキは、最後にも欲を出し泥舟に乗り水におぼれる。ウサギは助けを求めるタヌキをオールで叩きおとす。

カチカチ山の昔話は今は知る人も少ないが、良く調べてみると結構残酷な教訓。

でも昔の人は残酷な話をさりげなく語っている。今日の情報社会に生きる現代人は、何を語れるのだろう。尤もらしい話をしながら尤もらしい生き方も出来ずに、何を糧に明日に光を見ようとしているのだろうか?淡淡と生きる。尤もらしくもっとも哀しい生き方しか出来ないのかもしれない。

これまで声高に叫ばれた構造改革、郵政の民営化が出来なくて何が出来るのかと問われた前回の選挙。その代償が皮肉にも自公の政権崩壊なのか?民主の圧勝では無い。余りにひどい政権の判断ミス。親父は現政権に解散の判断は出来ないと思っていたが、そうでもない?現状では間違いなく自民の惨敗。民主が圧勝して大きな変化は無いとしても、ひどすぎない?ひどくない?甘い。国の形が変わる意味をどれだけが認識しているのだろう?

カチカチ山の教訓。昔話ほどワルでは無い政権与党が何故、有権者に見放されたのだろう?。やる事がそんなにも拙かったのだろうか?拙かったなあ。一番拙かったのはやるべき事が全て裏目。解散の時を見誤ったのは総理の資質に欠けたのか?側近が駄目。

カチカチ山のお話は作り話でも今度の選挙は歴史に残る。それに勝るとも劣らない多くの人の生き様。その証人にならなければならない。関係無い?そうは行かんぜよ。

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