高速道路の通行料金が1000円?アホか
景気対策らしい。高速道路の通行料金がEТC(electronic、toll、collection)機器搭載の乗用車に限り、原則何処まで行っても1000円とか。1000円なら大阪から九州まで行く。行けるなら行って見ろ。車は走る凶器であり棺桶でもある事を思い知るだろう。
高速道路の通行料金が高いから利用しない、出来ないのも事実であるが、1000円にすれば間違いなく一時的には車で溢れるだろう。しかし、高速道路の多くの車両はトラック貨物、業務用であり、邪魔になるだろう。土日だから大丈夫?役人の考える事はその程度なの?
EТCの申し込みも多いと言う。5000円の補助?誰がお金を出すの?その事が分かっていない。そのツケを払う前に一番大事な物を失ったり、怪我をしても誰も恨む事は出来ない。車を運転する事、高速を走る事の重みはどう考えて見ても1000円では換えられない。
先日もイエ、ずーと感じる景気対策はチョト違うと思う。アメリカでも同じ、資本主義でも共産主義でも、社会主義、イスラム、アラブ、中南米の反米国家でも政府の出来る事は夢を語る事だろう。出来るか出来ないかではなくて後戻りはできない背水の陣。そんな施策を語らなければ国民の支持はもはや期待出来ない事を、為政者はどの程度理解しているのだろう。
景気対策。その言葉の意味を重く受け止める時は過ぎ、今は底抜けの状態に為っても政府に期待するしか無いのだろうか?100年に一度の経済と言われるが、仮にそうだとしたら100年に一度の思い切った施策が必要だろう。現実の厳しさを知れと思っても変わらないのがこの国の歴史かも知れない。
今日の経済新聞で君の会社の来期の中期経営計画の見直し数値を見る。厳しい価格と品質の競争に打ち勝つには並大抵の苦労では覚束無いだろう(おぼつかない)。それが出来るのがこの国の民間の企業かもしれない。しかし、その民間活力にも陰りが出る。大変だ。
今月は多くの企業の年度末。金融の貸し渋りと貸し剥がしが交錯して金融に余力のない企業は困難の時を迎える。景気のターニングポイントはこの時だろう。月末凌ぎ切れば何とかなるかもしれない。親父の甘い見方です。でも当たりでしょう。来月はもっと厳しくなる。
その時、政府に為す術は在るのだろうか?それともお間抜けなマスコミも手に手を取って綺麗事を並べるのだろうか?景気対策、雇用対策、どんなに多くの言葉を並べても夢が語られなければ、信任の声は盛り上がる事はないだろう。
国に出来る事、国に求めれれる事は少なくない。このままでは儘為らぬからと言われても闇雲には税金の投入は出来ない。その厳しさをどのように説明するのだろう。その事が問われるのもこれからだろう。リスクマネーを金融機関が出さないのは当然であり、その代役を政府に求めるのも無理だろう。資本主義の経済の在り方も問われている。
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