« 立春大吉 | トップページ | 血の巡りが悪い?首筋、肩がこってる?頭がふらふらする? »

2009年2月 7日 (土)

久し振りに山に行く。階段で苦しくなる。太り過ぎ。

Img_0124 久し振りに山に行く。この大木は勇気とやる気を与えてくれる。樹齢どれ位だろう。

この歳になっても枝が幹に負けない。寒い時だと言うのに緑が落ちて居ない。

新緑の時には空が見えなくなるのだろうか?

「若いの、幾つになった?」「64です」

「わしとは比べられない寿命だのう」Img_0125

この木は桜の老木です。この木と出合った時、お袋はまだ元気だった。

親父も元気だった。

お袋にこの木の生命力を伝えたのは、9年前になる。こんなにどてっ腹が空洞化しても、春には小枝の先に満開の花が咲く。

あれから多くの年が流れたが、この老木は何も変わっていない。Img_0126

「どうだ。これでも生きられる」

「どてっ腹をえぐられても樹枝は生きている」

春になると今年も幹から小枝が伸びて、花が咲く。今年は紹介出来るだろう。

人間の生命力も負けたらアカン。

人間の生き方もこうありたい。Img_0128

桜木が春を待っている。未だつぼみは固いけど、2月もすれば花満開となる。

今年は暖かい。つつじの植え込みも緑が残っている。

此処から階段を上がると、一気の登りが続く。

この木でも樹齢は親父と変わらない?Img_0131_2

この道は階段が続く。

腹が出た時、体に不安が在る時、この道を登る。息を切らしながら呼吸を整える時、母さんの苦しみが分かる。

人間はどんなに長生きが出来たとしても、いずれ老い朽ちる。その前に歩けなくなる。其の現実を知る人は意外に少ない。

人間はいつか歩けなくなる。その時は?Img_0130

展望台に上がると夕日は六甲の山に沈んでいた。手前に流れる川が光っている。

夕日は画像では扇型に広がっているが、見た目ではこれ程の輝きは無い。

これからの日常に祝福しているのだろうか?

大きな輝きの先に見える物は暗黒の時代かも知れない。その時、どう生きるか?問われている。Img_0136

日は沈み暗闇の時が迫る。

その時をどう受け止めるかが問われている。

この頃、夜休む時FM放送にタイマーを掛け心地よい朝を迎えている。

夜は疲労回復の時。バアチャンが言っていた言葉。「極楽、極楽」の意味がやっと分かる。Img_0137

「どうだ。参ったか。おれの生きた時代はこのこぶを見てくれ。時は流れ人の移ろいは在っても、何も変わらぬ。」

変わった事と言えば何だろう。

樹齢1世紀を超える大木は、何も答えず無視された。そうだろう。そう簡単には教えられない。苦しみながら何かを掴め。何かにすがれ。そうすれば足元に近づける。Img_0138

最近の人の在り方はよう分からん。

人が人として生きる重みがよう分からん。

俺が人の家に食いこんでいる訳がよう分からん。俺が先か?家が先か?よう分からん。

君が俺に何かを感じるとしたら、それはそれで勝手だけれど、俺に答えはよう分からん。Img_0141

家に帰って干し柿を食う。

干し柿の価値はなかなか上がらない。

この一袋の価格も安くはない。

それでも薬代程高くない。

この食物繊維の塊の美味しさは、山道を歩いて来ないと分からない。

|

« 立春大吉 | トップページ | 血の巡りが悪い?首筋、肩がこってる?頭がふらふらする? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 立春大吉 | トップページ | 血の巡りが悪い?首筋、肩がこってる?頭がふらふらする? »