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2009年2月 2日 (月)

今年、初めての雑煮?えっ、何それ?

最近の夕食はお気に入りの片手鍋で、殆ど済ませている。何を食っているかと言えば殆ど野菜と魚の炒めもの。米も三度に一度くらいしか食わない。それもレンジでチンする何とかのご飯。このパターンに完全にハマっている。不満もない。すっかり慣れてしまった。

毎日の仕事帰りスーパーにより、地下の食糧品売り場に直行している。食パンと爽健美茶は1階に在るので、注意しないと買い忘れる事が在る。その時は辛抱するしかない。それなのに人間の行動パターンは一度決まると、なかなか変わる事はない。

一人で食事をしていると外食が多くなるが幸か不幸か、この近くには美味くて安い食堂がない。探せば無い事も無いし在ったとしても面倒だけかもしれない。母さんが亡くなった時、生きる為には自分の食いたい物を食うしかなかった。

あれから12年。生き永らえたのは何だったのだろうか?多くの人に助けられたが生き抜くためには寝る事と食う事が、最低の条件だったのだろう。その事は恥ずかしながら一人になるまで気付かなかった。そして一人身になってその重みを痛感する。しかし、その事にも慣れた。今年は正月に雑煮も食っていなかった。その事にも気付く事も無かった。

昨日の婆もそうだが一人で生活をするとは、そう言う事かも知れない。気儘に生きる。誰からも束縛されない。自由と安気。しかしその反対の生活は体験して見ないと分からない。どちらも経験した親父にとって今の暮らしは何時までもは続けられない。

しかし、皮肉な事にこの暮らしは簡単には変えれない。今、生活弱者のセイフティーネットが問題視されているが、これからもっと厳しさが加速する。その事をどれだけ認識しているのだろう。親父も良く分からない。断言できる事は一度踏み入れた生活はなかなか変えれない。

今夜、片手鍋でカット野菜と信州のえのき、ホッケ塩焼き、京のポタポタ焼き、ごった煮。味付けは塩コショウだけ。薄味にして物足らなければ薄口醤油を垂らす。この反対は食えなくなる。今夜はホッケの塩焼きが新しく身が骨と綺麗にほぐれる。えのきの炒めも良い。

その後、煮込んだ極厚大根を汁と共に鍋で沸騰させる。昨日気付いたパックされた切り餅を焼かずにそのまま入れる。餅の溶けが心配されたが、火加減で上手く雑煮が出来る。これに白菜と紅白の蒲鉾が入ればパーフェクト。それでも大根の味が出てニンマリしていた。

君から親父の考えには理論武装が無いと言われて、今日帰りに足を延ばして豊中の書店に出掛ける。買いたい本が池田に無かったから。豊中にもなかった。店員に聞くと蛍池に在ると言われ引き返す。蛍池は伊丹空港の乗り換え口。行って見ると大きな書店だった。

買った本は「日本、再生への提言」著者中谷巌。この人のキャリアが注目。経済学者。大学教授。某大手金融リサーチセンター長。某大手電機メーカー取締役会議長。市場原理、構造改革の推進を唱えたその問題と今後の課題を述べている。いずれにしろ課題は多い。

これから景気の失速がどれだけ続くか分からないが、これからの時代を生き抜くためには知力、体力、時の運、そして種銭が必要でしょう。どんなに年を取ったとしてもこれからの老いも若きも男も女もそれが問われる。最近、オチャラケとお間抜けが少なくないがその内、思い知るだろう。「転向」最近この言葉の意味も知らない人も少なくない。

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