夏が来れば想い出す、遥かな尾瀬遠い空
何故だろう?行った事もないのにこの時期になると、この歌が鎌首(かまくび)を持ち上げる。最近は盛夏の時でもモクモクと湧き上がる入道雲が少なくなったのに。この歌の最初のフレーズが心を捕えて離さないのかもしれない。時が止まる事無く静かに過ぎ行くと次は「今はもう誰もいない海」となるのだろう。
昨夜は汗まみれの体を銭湯閉店間際のジェット水流で洗い流す。腰の疲れと足のむくみに心地良い。極楽極楽と思いながらこれから始まる熱帯夜の日々に、うんざりとする。「ま、良しとしょう。苦あれば楽あり」単純な親父の回路はすぐ発想の転換をする。
「ナタデココがあるでしょう」「一気飲みのビールがあるでしょう。(ビールは最近、カレーうどんとしか合体していない)。それでもナタデココのブームが去ったと言うの白ブドウと冷たいゼリーは何とも言えない美味さです。この商品はコンビニでも限定のお店しかないのは特製だろうか?価格破壊の時から差別化の移行はこんな処にも現われている。
物が売れなくなった時代。多くのエコノミストと評論家はもっともらしい解説をしているが、単純明快な事は時代の流れだろう。どんなに貧しくても安物や見切り品ばかりでは、人の心を満たす事は無い。手にとっての感覚、口にして身につけて使って見ての感じが悪ければ2度と手にする事は無いだろう。経済の実態、現場の感覚の無い人には理解できないかも知れない。
理解できなければ語らなければ誤解される事もないが、行政の改革を出来ないこの国の総理がパフォーマンス?で本当に改革が出来るのだろうか?殆どの国民はそんな感覚とはほど遠い厳しい日々の生活に追われている。暑い夏を逞しく乗り越えるか、必死の思いで付いて行けるか、賢い生き方が出来るか、今年の暑さは久々の試練でしょう。
昨夜は本当に暑かった。扇風機しかない部屋は熱風地獄だった。最近になって熱帯夜なる気象用語が生まれているが、エアコンの無い部屋は今年はアウトの気がする。どれだけ辛抱できるだろうか?息子に冷蔵庫買ってやると言われたが親父もやっと③Cの仲間入りが出来るかも知れない。エアコン、液晶テレビ、冷蔵庫。多分買わないだろう。
欲しければ額に汗して手に入れよ。「ほしい」「ほしい」と思っても手には出来ない。この国が先進国と言われる前に日本人はエコノミックアニマルと揶揄(やゆ)された。さすがに今日ではこの言葉も死語?。発展途上の国と国民は何と言われても経済の力で相手を打倒するしかない。どんな国でも組織でも会社でも個人でも、対人関係すらも生活格差は己の力でぶち破るしかない。
それでも今日の危機的状況に対して、この国の舵取りを国民の支持で託されている政治家の感覚はひどくは無いだろうか?株式市場の低迷に対して政府の関与の余地が本当に無いのなら、せめて希望的観測でも指示(さししめ)せないのだろうか。それすら出来ないのであれば、何の為の政治、たが為の政治なのだろう。(誰がやっても同じと又、言われるだろう)
それでも老い先短い年寄りは声を上げ、現役世代の指針を指し、示さなければならない。親父はまだ若い。世間一般の考えは国の事でも地域の事でも無い。自分の事、会社の事しか眼中に無いのかも。こんな時、求められるのは理屈ではない体力、気力、時の流れだろう。
サウナ風呂の手前の部屋で恋文を書いている。浴衣姿の君と今年は猪名川の花火を見れるだろうか?子供達と母さんと行った磐田の花火は遠い、遠い昔の夏の思い出です。遠花火に吸い寄せられ打ち上げ真下で見たあの迫力は、2度と味わう事の出来ない感動でしょう。(交通規制の中、1代目の車スタンザでよく行けたな。おおスザンザに感謝)
今年もまたそんな時を迎える。大阪の天神祭を後輩と一緒に見たのが44年前、京都の祇園祭を見たのもそれから6年後ぐらいだろう。結婚の年、見た宵山の艶めかしいまでにあでやかなそして、さ迷っていた夏も1人だった。あれから多くの歳月が流れても、心の中には新たなる思いが秘められている。
仕事場と巡回中に声を交わす娘に活発な子がいる。利発で顔形も悪くない。「悪い男に騙されるな」自分の事は棚に上げ声を掛けるとさり気なく帯を見せられる。黒帯。空手。[父が道場やっています。何時でもどうぞ]と練習に誘われる。なんかその気になりそう。でも、これからの年寄りも体を鍛える術は必要かも。己に勝つ。親父の生き方その物です。
ここで訂正を1つ。今夜の10時30分放映と言っていた番組は明日の同時刻です。ごめんなさい。地球街道。テレビ大阪、東京です。鯖街道は1つの道ではなく小浜から京に魚が運ばれた生活の道です。今回紹介される街道が代表される道であり、親父の思い入れの道です。最初に車で走ったのは今から29年前の事。当時の道は今の良くなった道ではない。
それでも子供達が4歳と6歳の時、昔の話が今でも鮮明に蘇る。美しい国日本と言われなくても、この国にはスイスの山間に勝るとも劣らない谷合(谷間)の道がある。この道も同じだろう。信長も知らなかったが現代でも知らない人が少なくない。
信長は戦国の時代、総力を挙げて北陸の雄朝倉氏を攻めていた。その時、同盟関係を結んでいた琵琶湖東の雄浅井氏の反逆で挟み打ちに合う。この時、流石の信長も退路を断たれる。躊躇なく選択した事は退却。殿(しんがり)を子飼いの秀吉がつとめ、家康が支援する。
鯖街道の途中に在る朽木(くつき)の村はそんな自然豊かな村です。テレビ、必ず見て下さい。暑かった日差しも六甲の山並みに落ちましたが、今夜も熱帯夜でしょう。早くクーラー手配しないとアカンかも知れない。冷風扇ではなくウインドーエアコンか.
明日も休みです。大阪は暫くは暑い日が続きこのまま、梅雨明けかも。経済的にも精神的にも厳しい時が続きますが、暴飲暴食に注意して夏バテしないようにしましょう。 夏バテと言えば鰻でしょう。今年花見の時行った豊川桜淵の帰り、立ち寄った浜名湖の鰻の味は最高でした。今、生産地の偽装が問題になっているが、美味いものを、安心出来るものを、安すぎる値段で求める消費者に、どれだけの人が問題意識の改革を求めているのだろう。
今月末の土用丑の日。コンビニの弁当ではなく鰻丼食いたいです。年金積立基金の5.8兆の損失。まだ儲けがあるから大丈夫とか。彼等はプロと言われているが本当にそうなのか?運用で失敗してもそれまでの儲けで責任の追及は無いの?プロとはそんな物?
国の無駄使いを福田総理は見直しを計ると言われている。計るでなく何故やらないのか?やれもしない事をもっともな言葉で語ってはならない。そんな意味で洞爺湖サミットは注目していいのかもしれない。
今夜、そうめんの付け合わせに二ュージーランド産のキーウィを求める。正確に言えばゼスプリグリーンとか。味も中身もチョト違う。安くておいしい。新たな発見でした。
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