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2008年6月10日 (火)

景気の拡大は終わったのか?

経済の専門家をエコノミストと言うらしい。彼等の現状判断は間違いなくイエスだろう。今後の見通しは楽観的でも悲観的でもない。多くの指標は前年比マイナス。原因は原油高とアメリカ経済の後退(マイナス)、この国の消費と株式市場の低迷。明るい材料は少ないが歴史的にみると多くの困難を乗り越えて来た過去と比べて差が無いのかもしれない。

それにしても余りに遣る瀬無い秋葉の事件を見ると、老いたる者だけでなく若者の未来に危うさを感じる。親父もこの仕事をやりながら痛切に感じる事は護身。我が身を守るには最低限度の技が要る。今はその術がない。君子危うきに近か寄らずでは生きて行けないかも知れない。卑劣な犯罪者は強きに立ち向かえる力は無い。好んで危機に立ち向かう事は無いけれどその事だけは忘れてはならない。

今日と明日(と言っても今日)はお休み。本社所用の帰り、何時ものお店でカレーうどんとビール。このささやかな喜びは汗と恥を掻いている仕事のお陰と感謝している。大阪岡崎橋交差点、本町通りの西側を少し歩くとそのお店は在る。

初めてこのお店を知ったのが昨年の12月の中旬。今の仕事の記念すべき労働対価を最初に手にした時だった。暮れも近かづいていた。昔、市電が走っていた通りにそのお店は在った。カレーには目が無い親父でもカレーうどんのお店は知らなかった。

「得正」は大阪では知る人ぞ知るチェン店。親父は知らなかった。カレーとうどんのコラボ(組み合わせ)は珍しくなく大阪では昔から親しみをこめて、カレーうろん?と言われていた。今は暑くなったがカレーうどんに冷(ひや)はない。親父は紙の前掛けをしないので少し温め(ぬるめ)の(えび天入り)上を注文する。じっくり煮込まれた牛肉と甘みのあるカレー味は青ネギの風味とマッチしてコシと弾力のある手打ち麺に、良く絡んでいる。生ビールによく合う。

カレーは辛口が好き。阪急三番街のインデアンカレーを口にしたのは20代。あれから多くの歳月が流れてもその思いは変わらない。頭の地肌から汗が出る辛味とは正反対の甘み(うまみ)は汁が無い。病みつきになるのは味だけでないもてなしの心かも知れない。

カレーの味は本当に奥が深い。日本独特の味。インデアンカレーとは一味も二味も違う。カレーライスとうどんも又違う。お店の雰囲気と店長の味、仕事も同じだろう。人と同じ事をしても駄目。違う事をして目立っても駄目。もてなしの心は自然体でなければならないのかもしれない。

帰りに英(エコノミスト)誌元編集長のビル・エモット氏のアジア三国志を求める。国際経済の中でこの国の成長と停滞、繁栄と衰退の歴史認識はこの国の未来予測に欠かせない。今日多くの内外エコノミストが悲観的見方をしている日本経済は、必ず転換の時を迎える。

アジア三国志とは訳者の付けたタイトルで、中国、インド、日本の過去、現在、未来予測かも知れない。アジアの未来予測で大きなインパクトを与えるのは他の国かも知れないが今、言える事は間違いなく中国とインドの理解に違いない。国益の対立から協調関係の転換は在るのだろうか?今日読み終わったら感想を書きます。お休み。

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