原油価格の上昇は何時まで?
アメリカ原油価格の上昇が止まらない。原因は色々言われているがドル価格の下落とサブプライムも影響が在ると言われているが、親父のような貧乏人にはよく分からない。いろんな情報サイトにアクセスしても、コメンテーターの思惑と判断基準で異なる。昨年の今頃、アメリカ発の金融不安が起きた時、日本のエコノミストが楽観的な見方をしていただけでなく、問題にすらしていなかった事を考えると、当り前の事かも知れない。
この国の社会現象、経済現象、多くの出来事を良く観察してみると面白い事に気づく。日本人が勤勉であると言われて久しい。社会に秩序が在り不安が少ないとも言われる。多くの人の生活が安定し、モラルも高いとか。しかし、一人一人はどれだけの事を知っているのだろう。親父の場合いまだにこの国の社会基盤が、マスコミで言われるほど弱いとは思えない。
何か、問題を抱えるとこの国のマスコミだけでなく多くの人が同じ思いをする。どうして人とは違う行動をしないのだろう。単一民族、農耕民族、島国根性、否、育ち方と受けた教育、周りの影響が大きいからだろう。処が最近はグローバル社会とか。国境無き情報が世界を瞬時に駆け巡る。大体、1年前の今頃、サブプライムとか原油価格の上昇をどれだけの人が予測しただろう。その程度の事と思えば多くの困難も乗り越える事が容易かも知れない。
ガソリンと軽油の給油価格もその変動に耐えられなくなった企業は、必然的に淘汰される厳しい現実も多くの人は知らない。今、社会問題にすらならない物流コストにどれだけの企業が耐えられるのか、親父にも分からない。この圧力が負担に耐えられなくなった時、間違いなく今より大きな価格破壊となるかもしれない。
それでもこの国のガソリンと灯油の価格は、外国と比べてまだまだ安いとか。ホンマかいな。これは何か作為を感じる。それならば1年前の今頃、何でガソリンが100円そこそこだったのだろう。親父が車に乗っていたのは6年前、あの頃は92~3円だった気がする。
最近、マイカーを手にする若者が減少している。大阪ではまだ必需品でも維持費と燃費を考えると、そこそこの収入が無いと手には出来ない。車の新車売上が減少しているのも当然だろう。車の製造と売上で世界ナンバーワンとなったトヨタも、戦略の見直しと地方の買い替え需要だけでなく、新たな市場開拓が迫られている。
親父が下の息子と賭けをした原油価格の上昇は、100ドルどころか130にもならんとしている。この要因は全て先行きの需要予測、言わば思惑に過ぎない。思惑は何時かは外れる。その時は何時なのだろうか?今年の夏は世界的に暑いだろう。その時の需要予測が外れなければ原油は未だ上がると考えるのが主流かもしれない。しかしどう考えてもその高いコストに平然と出来る企業と個人はこの国には少ないだろう。
母さんの13回忌法要の希望日を田舎のお尚に伝える。メールの返事で了解を貰う。時間が決まれば連絡されたいとの事。これが済めば親父も一区切りが出来る。長い様で短かった12年の時ももうすぐ終わる。それにはこれからの暑さと試練を乗り越えなければならない。
まだまだ、問われる事は少なくない。それでも間違いなく老いの歳を重ねている。何時までも在ると思うな親と金、無いと思うな情けと助け。ばあちゃんも天国から見ているかな、このブログ。もう少しの間、試練の時を与えてください。
| 固定リンク
コメント