風薫る5月、連休も終わる
今年の連休は暦の関係で短かった。実質5月の3日から6日。4日間だった。それでもその短い間も働いていた人も少なくない。親父もその1人だった。連休と言っても皆が皆お休みではない。そんな錯覚を与えるのはマスコミの報道だけでなく、思い込みにもあるのかもしれない。人は誰しも自分中心であり、他人への思い入れ等ある人は変わり者と言えるだろう。
親父も例外でない。この仕事を始めて時間との戦いが始まった時、腕時計はしていなかった。携帯の時計で充分だったからである。お店の閉店時、分刻みの仕事をしながら携帯を見ていると侮りの指摘を受ける。あの時は本当に我ながら情けないと思っていた。
最初の俸給で真っ先に時計を買う。電波のソーラー。G-SHOCKで18000円。親父にとっての思い入れもあっさりと交わされる。半年で電池の充電切れ。それは無いだろうと購入のお店にクレームをつけると考えられる説明を受ける。それはあなたの考えでしょう。そんなクレームをつけて文句を言っていた。その罰が当たる。?。
その時の親父の言い方が悪かったのだろう。またその時に渡された預かり証の返却をそのままにし、今日返却を求められた時、保障証と勘違いをして戯けた事を口にする。厳しく反論されても当然だった。どんなに罵られても謝るしかなかった。言い訳しても聞く耳の無い人に為す術もなく情けなかった。今は正常に動いている時計を見ながら言葉の重みと、今週目にした多くの出来事が走馬灯のように心を搔き毟る(かきむしる)。
この仕事をしていなければ絶対に言われない言葉にも、笑って対応できる自分に少しは自信が出ていたが若葉の域を抜けていない。まだまだ未熟者と試練の時は続く。お客様は神様と言われて久しい。しかし、多くの勘違いも少なくない。人の弱みに付け込む商売は何時までもは続かない。その事だけは忘れてはならない。
今日と明日はお休み。夏服のサイズ記入で105㎝はさすがに見っともなかった。今年の目標は98だから7センチのサイズダウンは結構しんどい。それでも今まで禁煙、禁パチの困難も難なく達成。メタボな下っ腹蔑みの視線を跳ね返すだけでなく、これから健康で生きるための必要不可欠、皮下脂肪の削ぎ落としを意識の本線に定めれば不可能ではない。
冗談でなくこの目標はこの夏迄、次は冬服用の95これが出来た時、本当の健康への道が開けるだろう。喫煙者の煙が絶えない喫煙場の通路を見ていると人間の肺が見える。切ない思いが見える。己の戦いに勝利するのは健康しかない事を、多くの健常者は知る術もない。健康で長生きする喜びはどう考えてみても無縁かもしえない。しかし、失って見ないと本当の事は分からない。それが生きる証と最近になって実感させられている。
お店の前の数本しかない木の枝が、幹の近くから切られる。落ち葉の掃除が大変とクレームが有り殺風景だけでなく、心の痛みを感じる。温暖化とかヒートアイランドとか言われてもこの程度の事しか考えられない人もいる。そろそろ考えを変えないと本当におかしくなるかも。
先日のブログに書いたF-1のスーパー、アグリのチームのスポンサー、ホンダの100億円支援が打ち切りとなる。他の支援は難しく実質的解散になる。厳しい現実の中でスポンサーの大きさが改めて浮き彫りとなる。寂しさと厳しさの現実は如何ともし難い。
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