親父の遺伝子を継いだ息子たち
よきにつけ悪しきにつけ人間の生き様は遺伝子と環境の変化で大きく変わる。自分の生き方とこれまでの生きてきた人生を考えると、非常に興味がある。どんなに自分は違うと思って見た処で所詮、井の中の蛙だろう。歴史的にもその事は証明されても、歴史に学ぶ人は少ない。最近の子供達は言うまでもなく、でかい顔をしている大人でも同類の人も少なくない。歴史に学べ。今日的課題の多くに歴史に学ぶ事も少なくない。
昨夜、F-1のレースを見ながらそんな事を考えていた。スペイングランプリ。フェラーリのワンツーフィニッシュ(1位、2位)は今後のレースに与える影響は大きいかも。ガソリンがぶ飲みのレースは35年前のオイルショック以後、この国の人気は今一でもヨーロッパ、南米、オーストラリアではサッカー以上に大きい。
そのレースでこの国のF-1の礎を築いた中島ジュニアが7位、スーパーアグリの琢磨が13位完走。7台がクラッシュ、激しいレースだった。この国の経済を支える自動車産業、トヨタが参戦して久しいがホンダ程の華々しい戦績は叩き出していない。それだけにF-1のエンジンとボデーの技術開発は一朝一夕には出来ない。
トヨタとフェラーリのエンジンを比べた時、車のうんちくを語れる人はどちらを支持するだろう?フェラーリはスポーツカー、トヨタはハイブリッド、大衆車だろう。ホンダも頑張っている。日産は参加していない。F-1のレースに関心の無い人でも車は関心が少なくない。
車が走る棺桶と言われて久しい。車は今世紀最大の発明と言われているが、これだけが燃料が上がるとは多くの人も理解の域を超えている。決定権のある政府自民党と公明党は連休前にも値下がり前の価格に戻すしかないと決めている。1ℓ125円が150円を超した時、一時の安値に安堵した個人と会社の痛みをどれだけくみ取れるのだろう?
これは単純明快。どんなに多くの言葉で説明しても支持はされないだろう。何事も支持がなければ成り立たない。民意とか内閣支持率と言われても多くの人の生活に関係は少ない。それよりももっと切実な問題は日々の生活だろう。それが厳しくなっている。
その厳しさをどれだけの人が実感しているだろう。本当に些細な喜びが平然と消えて行く。生活必需品、物価が上がり収入の伸びは無い。今までのここ国の実感なき成長から、実感が重い景気動向を噛み締めなければならない。これからが本当の勝負が始まる。
人の批判は何とでもいえる。人の生き様は醜(みにく)ても自分の姿は見えていない。見えて居ない自分の姿は他人は本当によく見ている。その事をどれだけ意識しているだろう?言うまでもなく人の為に会社の為に社会の為にも仕事をしている訳ではない。
全ては自分の為、お世話になっている人の期待に少しでも答える為、お客の喜びの為。その事が少しずつ分かってきた。まだまだ問題が多くてもそれは日々の糧に出来るか、それが問われている。自分だけではない。その事が分かれば言い訳は要らない。
これからの値上げ対策はそれどれの消費者がそれどれの思いでどれだけ賢くなれるかだろう。高い物も安い物もそれどれに価値があり、自分の持ち金でどれだけの買い物が出来るかだろう。仕事のやり方も多様化し益々価値が要求されるだろう。
明日から連休の狭間。親父は仕事です。常に前を向いて明るく楽しくをモットーに頑張ります。ガソリン価格が160円台になった時満タンにする客がどれだけ居るのだろう。
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