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2008年3月26日 (水)

問題解決能力、問題先送り責任

親父のミスの原因と責任はこれからも問われる。それにしても現場の責任と仕事の重みを痛感する。どんな仕事にも100%の手順と確実性が求められ、ミスの言い訳はできない。当然の使命と役割があり、多くの人がさり気なく当然のことだと思っている。

しかし、考えてみるとどんな人でもミスの可能性だけでなく、やってしまう確率も低くはない。当然の事ながら許されるミスはない。それなのに仕事に慣れてくると危機感に欠ける。今回のタテ続けの単純ミスが正にその証明であり、警告であった。

今週は4日の休み。明日1日仕事をすると土曜日迄お休み。この間に今迄の仕事の見直しを行い、完璧な対応をしなければならない。ミスの対策には色々あるが、一番大切な事は注意とか確認ではない。基本通りにやる。ミスの可能性を0にする。仕事の見直しを常に行い改善を計る。口先だけではなく身を持って行う。明日からの課題です。

そんな事を考えていたら来月から4月。四月と言えばエイプリルフール。花見。桜花賞。そんな呑気な事考えていたら、そうでもないらしい。今年の初めに問題となり何時の間にか立ち消えとなっていたガソリンの税金が25円下がるとか、下がらないとか。

親父と下の息子の考えは違うが多くの人はどう考えているのだろう?マスコミの報道を見聞きしても事の本質の見定めは全く難しい。円高、日銀総裁、株安、景気動向、多くの報道に個人的、ローカルな要因、感情があり、問題のすり替えが少なくない。

円高は世界の基軸通貨と言われて来たドルの信頼度が揺るいだからであり、この国の経済活力を考えれば1ドル100円でも安いかもしれない。国内消費に活力が無いまま、何時までもアメリカ経済に助けられているこの国の経済体質が問われている。その本質の論議は殆ど無い。口先だけでどんなに国内消費の盛り上がりを期待してもアカンやろう。

日銀総裁人事も政府、与党がどんなに推薦しても野党の同意がなければ決まらない。これは昨年の夏、参議院の勢力が逆転した時から決まっている。野党の同意を求めずにこれまで出来た事が出来なくなった問題の認識があるのだろうか?

原油のほぼ100%を輸入している我が国のガソリン代が1ℓ25円も下がれば、国内だけでなく国外に与える影響も少なくない。このままではエイプリルフールではなくなるだろう。その時になっても尚、政府与党は問題の責任を野党に押し付けるのだろうか?

都会で暮らしていると地方の暮らしが分からない。地方の疲弊した経済と財政の実態も分からない。それでも此の儘道路をどれだけ整備しても問題の解決ではなく、先延ばししかない。この国の財政が危機的状況の中で、道路特定財源の見直しは当然であり、地方の活性化は地域興ししかない。国の予算配分は多くの改革でも 実現せず、その反省もない。何時まで同じことの繰り返しが許されるのだろう。それよりも道路特定財源がいつまでも続くのがおかしくないか?今回の問題はその事が問われている。

マスコミの責任も非常に大きい。地方の道路整備に何時までも特定の税が使われるのではなく、生活道路の整備、補修は行政で使える税があれば良い。ガソリンが仮に下がれば今報道されている問題以上に効果がある事も知らなければならない。

経済の活力は庶民がどれだけ財布のひもを緩められるかであろう。どう考えても今の原油価格は異常である。税金を取れる所から取りながら消費税を先送りにしながら、何を考えているのだろう。その理由に国民の税金に対する無知が無いだろうか?これから何かを求めるならその対価を払う事にもっと真剣にならなければならない。その事が問われている。

昨日、反省の意味も込めて五月山に登る。心の重みとは異なり足取りは軽かった。散策の道から外れた階段を上がるとベンチがあり、手にして来たミネラル。ウオーターは口にする。眼下の街並みの先に梅田の高層ビルが見える。この前見えなかったツイン、タワーのおぼろげな輪郭を見ていると心が和む。(なごむ)。もうすぐ4月。心新たに新しき時を迎える。

仕事は慣れては来たが絶大の信頼は未だ無い。信頼感の前に不信感がある。その払拭の為にはこれまで以上の努力が必要だろう。どんなに努力しても力及ばず負ける事もある。しかし、それを言い訳にしてはならない。その為にどれだけの人が涙ぐましい努力をしているか、忘れてはならない。季節の変わり目、体に気をつけて頑張ろう。

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