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2008年1月29日 (火)

全ては自分の為 全てはたが為

今更、たが為に鐘が鳴るとは思いの1%もない。全ては自分の為です。人の為に成る事をこの年になっても何一つした記憶もないが、残り少ない余生を惨めに生きるのではなく、憎まれ口を叩きながら思いのままに生きるにはこれからの生き方が大きい分岐点になる気がする。

何も自分自身の事ばかりでなく、多くの人々に天上天下唯我独尊、語り語られているがどれだけの人にその言葉は届いているのだろう。悩む事も苦しむ事も何もない。全ては自分の為。人の為ではない。仕事の流れとポイントも段々分ってきた。これからは全ては自分との戦い。どんなに不快な思いをしても家康の遺訓を思い出せ。長い間、見失っていた言葉。「人の一生は重荷を背負いて遠き道を行くが如し。心に迷い起らば困窮したる時を思い起こすべし。」 家康嫌いの爺ちゃんが教えてくれた言葉。そんな生き方をしなかった罰を今受けている。

大阪府知事の結果を聞いた時、同じことを思う。大阪の再生はぶち壊されてしまった。親父ごときの思いは完全に吹き飛び、訳の分からない事、出来もしない利権の排除を声高に叫んでも改善の兆しさえ期待できない。何時からこんな大阪になったのだろう?

昨夜の遅い時間、某国営放送で日米の軍事同盟が深まっている一部を伝えていた。爺ちゃんの乗っていた戦艦が金剛。3年前、息子と行った先島諸島の先、台湾沿岸で沈んだ。今この国の在り方が論議されているが、60年たってもアメリカと対等の同盟関係には成れない。

皮肉な事に戦艦金剛は60年の後、イージス艦金剛として甦る。戦艦はアメリカの敵艦だったがイージス艦はアメリカの最新の軍事技術の固まりである。技術は軍事機密であり一隻どれ位するのだろう。日本とアメリカの軍事同盟は多くの人が知らない間に、切っても切れない関係になっている。よきにつけ悪しきにつけこの国のミサイル防衛はアメリカの最新軍事技術なしには成り立たない。

しかしアメリカはこの国をそれほど信用はしていない。軍事技術の多くはブラックボックスであり提供された最新の技術もお金だけで無い事を、どれだけの人が理解しているのか?この国はアメリカのパートナーの域を超え一心同体となりつつあるお墨付きを誰が与えているのだろう。

それでもアメリカは日米安保の担保を持ちながら、他方ではアジアの大国は中国との思いは変わらない。これからますます両国の利権が重なる時、アメリカは日本の思いが必ず重荷となるだろう。その時どんな選択をするのだろう。情けない事にこの国のリーダーにその対応を語れる人がどれだけ居るのだろう。少なくともその時はそんなに先の話ではないだろう。

北朝鮮の日本人拉致の問題の解決に進展がないのも、どれだけの人々の思いの強さがあるのだろう。マスコミの一時のヒステリックな対応に振り回された当事者の悲しみに同情の言葉もない。言葉が踊ると野党を批判する政府与党の取り組みにどれだけの期待が出来るのだろう。アメリカの正義は何処までが本物だろう。

株式市場の混迷はこの国の政治と経済だけでなく、人々の生活に多くの課題を投げかけている。どんなにアメリカが金融の大国と自画自賛しても、今回の信用不安はしばらくは引きずりながら、多くの見直しを迫られるだろう。1つは不安材料の解消。併しこれは日本のバブル解消の時より難しい。表現はよくないが人のフンドシでスモウを取ってはいかん。自前の活力がどれだけあるか、この国と同じ事が問われている。

明日はまだ仕事です。遅くなったので寝ます。

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