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2007年11月19日 (月)

木枯らし紋次郎 

あっしには関わりの無い事と長い爪楊枝を銜え(くわえ)ながら旅ガラス。江戸時代の渡世人の生き方も不安定だったのだろう。(関わりない)と言いながらあの時代、定職のない素浪人の生きる糧は何だったのだろう?テレビドラマでは教えては呉れなかったがどんなに刀に自信があっても、世間の風は冷たく旅から旅の生活に、明日は無かったのかもしれない。

決めぜりふは決まっても生き方に定まりが無かったのは、所詮世間の負け犬だったのかもしれない。2007年も残り少しになったが(関係無い)とうそぶいたところで、紋次郎と同じ野タレ死にしかなれない。親父もそんな歳になってきた。

親父の好きな言葉。「歳たけて、又越ゆべきと思いきや、命なりけり、小夜の中山] 西行

小夜の中山は東海道大井川島田の宿の手前、掛川に在る。正確には掛川と菊川の間の険しい山間の道。西行が歳老いて通ったのは奈良東大寺再建の寄付を東北藤原氏に求めての時とか。関西から東北への長旅の途中、山間の峠で見た物は何だったのだろう。

命を賭けて老骨に鞭打ちながら、若い時の思いの丈をさりげなく歌に残して居る。西行法師は弘法大師と同様、仏門に学び仏門に絶望して歌人になる。弘法大師は四国に己の修行の場を求め、後世に名を残すが西行の生き方を知る人は少ない。

四国88ヶ所巡りは巡礼の旅ですが最近、定年退職の団塊の世代が夫婦で全行程歩いて回るケースも少なくないらしい。親父の場合仕事で高知窪川の門前に泊るもお参りもせず、その罰が当たっているのかもしれない。それでもあれから7年、生かされているのは西行法師のお陰かも知れない。自分勝手と言われても一人で生きるこれからの年寄は、健康で生きる事が絶対的不可欠の条件だろう。天上天下唯我独尊。本当の意味は未だ、理解と実感が出来ないが、そんな生き方が出来たら良いな。

そんな事考えながら久しぶりに履歴書書く。マンション管理人の仕事。最近無職の生活に危機感を抱きながらも求人活動していなかったので、書類審査に今週は少し期待かな。でもこれから寒くなり貧乏人は元気が何より。食事に気を付けてしっかり歩こう。気を付けているのに腰が痛い。原因は洗濯物干しの時、腰を伸ばしたからだろうか?仰向けになり亀の様に手足を動かし、背骨を支えに足を上下に動かすと喘ぎの声が快感で癖に為るよ。

今年は昨年とは様変わりで寒い冬に成りそう。温暖化問題にはいいかも。寒い冬はつらいけど気候変動の不安を考えるとこれが正常かも知れない。雪国の生活は大変だけど化石燃料の生活に見直しが求められ、これまで粗末にされていた木材、マキストーブ、七輪の復活があるかも知れない

マキストーブ、七輪と言っても田舎暮らしで無いと無理だろう。都会では無神経な男も女も少なくないが最近では、田舎でも変わり者も珍しくない。人権問題とかセクハラを口にする前に人に迷惑、危害を加えぬ最低限度のモラル(自己規範)がなければ、イカンと思うけど。

札幌の郊外で路上に廃車、電化製品を放置して私有物と考えていた親父が、テレビのインタビュアーにしきりに(関係無い)を連発していたが、あの人は例外としても同じようなバカタレも少なくない。人の思いを理解できない輩は必ず、天罰が当たる。当たらなければならない。

大阪市長選挙で現職が自民、公明の支持を受け負ける。敗因は公明の総力を挙げた応援にも関わらず、肝心の自民の結集が無かった事、その訳は余りにひどい責任の取り方、大阪市政と府政の体たらくは地方の活力の低下と言うにはあまりにひどすぎる。政府はこの結果は国政とは関係無いと言ってるが、そうは思わない。自民の感覚は大阪市民には分らなくて当然だろう。しかし、あかんで、もっと危機感持ってやらんんと..親父と同じです。違うのは生活レベルだろう。アカンタレ

人の生き方は関わりを大切にする人が偉いと思う。人の気持ちを推し量る事無くそれだけでなく、己の考えを変えれ無い人は何時かは道を踏み外す。今、食品の偽装が問題になっているがこれは何も食品だけの問題ではない。問題にならないのがおかしいと思わなければならない。問題にならないのは事実の認識がないだけだろう。

今まではマスコミの報道にも問題がある。マスコミは報道の誤りは認めても、多くの出来事の中で報道出来ない事も少なくない。マスコミの間違いはこれから明確になる。具体的には間違いなくマスコミからの情報は後になる。個人情報をどれだけ早く手に出来るか、その勝負だろう。難しいけれど。生かし切れるか

そんな恐れ多い事が出来なくてもよい。人の恨みは己の生き方で果たすしかない。家康の生き方はあまり好きではないが、{人の一生は重荷を負いて遠き道を行くが如し。急ぐべからず。心に迷い起こらば困窮したるとき、思い起こすべき}今こそこの言葉を噛みしめなければいけないのかも。

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