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2007年10月25日 (木)

朽木に行ってきたよ

久しぶりに朽木(くつき)に行ってきたよ。と言っても息子の運転する車の後部座席に座ってです。昔は親父が運転して息子が6歳の時、初めて親子4人で通る。荒れから27年。ロング.ロング.ア.ゴウだね。最後に母さんと行った喫茶店も変わりなく繁盛していた。

来る度にこの道は改修され、走りやすくなっている。昔からの道は一時、その存在すら忘れ去られてひっそりと、それでも逞しく生きていた。再び、スポットライトを浴びたのは司馬遼太郎氏の街道を行くで週刊朝日で紹介された40年位前から。最近、テレビでも紹介されて夏の一時は、川遊びとキャンプの都会人で賑わう。しかし、それも一時の事。これから始まる紅葉の時でも人影は少ない。谷合いの村で両側の山に杉が多く華やかな色合いが無いからだろう。それでも四季折々の息使いが感じられる。是から晩秋の時でも命の重みを感じさせて呉れるだろう。生きる糧を失い命の重みさえ忘れかけたあの時を忘れてはならない。

朽木は親父の故郷であり、思い出の所です。車が無いと行けない所だから中々行けないけれど、何時までも変わることなく京都と若狭の小浜を結ぶ「鯖街道」として交通の要所として、心の中で生きているでしょう。帰りに琵琶湖に出て海水浴場の砂浜で石投げをして遊ぶ。

今日は穏やかな一日だったけれど、これから日一日と寒くなるだろう。寒くなると風邪をひく。風邪を引くと咳や熱が出て薬を飲む。薬クソ倍って言葉無かったろうか?厚生省の役人で何とか法人に天下りして、薬の審査をしている理事長が平然とした顔をして、薬の反対はリスクとか言っていた。役人の感覚はその程度だろう。薬害の責任をその程度しか感じてないのか?責任ある立場の人がこのような言葉しか言えないのではなく馬鹿にしている。これまでは誤魔化せた事がこれからは出来ない事をこの理事長は理解していない。

部屋の外で置き薬のセールスマンが管理人の話好きのおばはんに捕まり、長々と小一時間世間話をしている。薬の置き薬そんなに時間無駄にしても儲かるの?近くのドラッグストアーも安売りを歌い文句にし、通販でも高い飲み薬を宣伝している。体に変調が出たり病気になるとワラおもすがりたい心境になる。病院に行くと待合室は一杯。それでも病気に為らない体質を心掛けている人は少ない。未だ、話は続いているおばはん膝頭を痛いと言ってなかったか?まあ、人間ってそんなもんだね。病院の待合でもお前、病人かよって感じのおばはんも少なくないね。こんなおばはんが長生きして嘆いている。ここが悪い。あそこが悪い。やっと世間話終わる。

アメリカの経済に黄色のシグナルが灯りつつある。ほんの少し前までこの国のエコノミストは大きな問題ではないとコメントしていた。多くの国民も未だにどんなもんかもわからない。実態は知れば知るほど厳しい。アメリカの経済が停滞してもこの国に与える影響は少ない。親父にとっては何の関係もない。しかし、日本経済に与える影響は小さくないともいわれる。ドン位の物か分からないが、アメリカが今の様に戦争をして日本円で20兆もの金を使えばおかしくならないのがおかしいだろう。アメリカ経済の落ち込みの原因は、住宅バブルでその貸倒損失の影響といわれるが、何時までもイラクで勝ち目のない戦いをする限り、経済の失速は必然だろう。このままでは間違いなく惨めな撤退しか無いだろう。

アメリカだけでなくこの国も、ガタガタになっている。この国の構造改革を高らかに宣言し、郵政の民営化を成し遂げた小泉改革も今は、停滞し見直しが求められている。小泉改革の一番の問題は事の本質をすり替え、小手先の改革を生活弱者に押し付けただけで、やるべき事、国民が期待した事をやらなかっただけ。それなのにそのトリックが長年続いた。

この国の構造改革は誰もが認めているが、聖域なき改革とか反対勢力の圧力に負けないとか威勢の良い言葉とは裏腹に、小泉改革には役所の統廃合に見るべきものが無く、逆に天下り体質も役所の無駄使いも何も変わっていない。何とか委員会に問題を丸投げし、問題の先送りしかできなかった。それなのに成果だけ高らかに叫んでも実感は多くの人にない。参議院の選挙で負けたのは何も一部の閣僚の所為ではない。

同じ事が防衛庁の事務次官の接待ゴルフでも見れる。確かに来週行われると言われている証人喚問の結果見てみないと分からないが、長い間、この繋がりが続いたことが問題でありその認識が政府とマスコミに有るのだろうか?それが問題だろう。

この国のバブルが弾けて18年の時が流れている。この国の経済がナンバーワンと言われて得意の絶頂の頃、ゴルフ場は接待客も少なくなかった。今は又、ミニバブルの時とか。それでも官(役人)官官(役人と役人)アカンで。接待に古くからの家族ぐるみの付き合いは無い事ぐらい分かるでしょう。しかし、そんな世間の常識すら分からん役人も少なくない。

あれだけ世間に脅しをかけたテロ特措法も、なんだか雲行きが怪しい。大体、この法律の意味がよく分からないが前のブログにも書いたが、この法律がどれだけ効果を上げているのか?何時までやるのか?アメリカの言いなりにならないのか?この作戦から抜けるとこの国の姿勢が問題になると言われた事はどうなるのか?防衛省の説明は全くどうなったのだろう?

自分の生き方を何となく考えている輩は、少なくない。国の政策もその程度かも知れない。今の国会を延長してまで法律の成立を計った事は、その程度のものだったのか?法律を政争の具にしてはならないと言いながら、それはないでしょう。

元検事の「闇社会の守護神と呼ばれて」幻冬舎は一気に読めた。立花隆氏がコメントするように何が真で何が悪かの判断は難しい。言わば車の両輪かも知れない。一方的な正も悪もないのかもしれない。マスコミは当事者をある時はヒーローにし、反対の時は見向きもしない。そんなものかも知れない。それが現実です。

昨日、久しぶりに見た駐車場のガードマンの隊長は元気にやっていた。リストラでメンバーが少なくなり大変だろうが、そんな感じもなく痩せて元気そうだった。マイペースでやれるから気分的には楽になったかも。体も良く動いていた。これから寒くなるから大変だな。、

親父も何でも良いから生活の糧を得ないと、少ない年金だけでは生きていけない。年寄りがこれから生きて行くには何が大切か、分かれば鬼に金棒かも。

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