天高く馬肥ゆる秋
競走馬、サラブレッドの秋の陣が始まる。3歳馬は菊花賞、秋華賞。古馬は天皇賞、ジャパンカップ。競馬知らない人でも馬券を買うと言われるG-1の戦い。今、競馬を知らない世代はない。それでも馬券で勝てる人は少ない。理由は言うまでもなくギャンブル。
競馬はロマンとか言われた時があったが金が絡んでそれは無い。同じ事がパチンコに言える。パチンコは娯楽で遊び、ギャンブルで無いと言われて久しい。しかし景品交換が金で行われれば立派なギャンブルでしょう。金融の市場、株式、投資の市場も同じかも知れない。
ギャンブルで勝てる人は情報分析の出来る人であり、負ける人は勝つ事しか知らない人と言われるが、そうかもしれない。でも確実に勝つにはパチンコでは出る台で打つ、競馬は勝馬投票券でなく当たり馬券を手にする人、株式,投機、金融で勝てる人は分からない。
パチンコで出る台は打ってみないと分からない。勝つ人は少ないお金で大当たりが引け、負ける人は大事なお金を大事にせず、大当たりを引くまでか財布が空になるまで席を立たない。これでは勝てる訳がない。負けても負けても金が続く限り止められない依存症となる。
この歳になって年金生活者になって思う事は、無駄な金を使わぬ事、。でも今、日本経済の本を読んでるがこの国の財政にも同じことが言える。この国の財政は深刻で危機的で在るにも拘らず、改善の兆しすらない。どうしてだろう?国民の多くは何も出来る術が無いからか? そうではない。この国の実態がこれから少しずつ明確になれば考えも変わるだろう。
昨日、懐かしい昔の後輩の話を聞く。今、国際的な品質基準の社内認証の仕事しているが活躍の様子何より。それでも親父的にはマニュアルを整備し、何時でも何処でも誰でも同じ品質を確保出来る制度?を昔から信じていない。会社の品質は従業員のスキルが決める。
従業員の能力、規範、向上心に差を付けてマニュアルを錦の御旗にしても、それを評価するのは外国だけ。国内の厳しい品質と価格、物ずくりの競争に勝つにはそれに見合う人材の育成しかない。この国のリーダーカンパニーの経営者は昔、現場の力を口にした。今は何を求めているのだろう? イノベーション、高付加価値、技術力、次世代の飯の種。これだ。
それでも新しい言葉を聞く。FSC・COC(森林資源保護、認証) 国際的品質基準は森林の保護にもあるべき姿を求めているのだろうか?この国の森林の保護、再生、活用は環境対策も含めて行政は何をどの様に進めているのだろう? 水資源、森資源開発は土木工事からの脱皮も求められている。
政府税調は消費税の値上げを検討していると言う。親父的にはこの国の財政危機を考えれば当然と思っていたが今は違う。この調査会、一体どんなメンバーが今まで何をしていたのか問われなければならない。国の財政が悪ければ税を上げる検討をする、もうそんな時代は終わりこれからは歳入の確保と歳出の切り詰めを検討しなければならない。
今の時代は一方的な情報社会から逆方向からの情報収集能力の時代になっている。どんなに都合の良い言葉を投げかけても安倍総理は退陣しかない。どうしてこんなに厳しくなったのか?それは参議院の変化だろう。来週からの国会で真価が問われるのは政治家だけでなく、すべての国民かも知れない。
安倍総理は今度の国会でテロ対策特措法の延長が否決され、インド洋で今行われているアメリカ艦船への自衛隊の補給が出来なくなれば、責任を取ると言明した。しかし、参議院で自民、公明の与党が過半数を失い、野党が認めない限りこの法案の延長はない。それよりも強い影響力をアメリカは持っていると勘違いしているのだろうか?いずれ分かる。
今の政治の流れは大きく変わりつつある。国内も国際的にも。この国にとってアメリカとの繋がりは言うまでもなく大きい。親父達が若い頃の目標はアメリカだった。安保条約には反対しても経済的には追いつけ、追い越せだった。あの頃の日米の経済力には今の金融以上の差があったと思う。輸入したアメリカの中古品が最新設備だったのだから。この国にない設備がアメリカではご用済みだったのだから。 その設備で7年以上飯が食えた。
でもこの国の凄さはアメリカから技術指導を受け、改良し逆輸出した。アメリカは軍事的にはこの国は同盟国だが、経済的にはライバルと思っているだろう。1989年バブルが弾け経済的にもアメリカは圧倒的な優位に立っているが、何時迄もは続かぬだろう。
アメリカもテロとの戦いの見直しが求められている。
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